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現代中国 内政と外交
上製
毛里和子
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出版社:名古屋大学出版会 |
出版年:2021年08月 |
コード: 242p ISBN/ISSN 9784815810351 |
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世界政治の焦点――。強勢外交と権威主義政治は切り離せない。グローバル大国化した中国の内政と外交を同時にとらえ、国家資本主義から「周縁」問題まで、両者のネクサスに照準を合わせつつ、革命後の70年をふまえて現在の姿を浮き彫りにした、第一人者によるエッセンシャルな一冊。
目次: はじめに 序章 日本における当代中国研究――これまでとこれから
第1章 現代中国政治の三位一体体制 1 変わる政策と、変わらない制度 2 党(共産党) 3 議会(人民代表大会) 4 軍(人民解放軍) 5 7人の統治集団 6 共産党の変化と企業家の政治化
第2章 政策決定――基本パターンと天安門事件 1 政策決定の基本パターン 2 天安門事件再訪――資料の紹介 3 事件前半の政策決定――八老政治 4 事件収拾の政策決定――北京市党委員会と4中全会
第3章 肥大化する国家――国家資本主義の実相 1 市場化か、国有企業保護か 2 国有企業と「国家資本主義」 3 腐敗と反腐敗 4 中国における国家
第4章 中国外交の固有性 1 中国外交のむずかしさ――米国が犯した誤認と錯誤 2 中国外交はどこまで中国的か――6つの問いと暫定的な答え 3 現代中国外交の時期区分 4 現代中国外交の政策決定パターン 5 現代中国外交の政策決定機構 6 外交としての対外軍事行動
第5章 グローバル大国化と「強勢外交」 1 国際関係をめぐる新構想 2 アフリカに架ける夢 3 強勢外交と新アクター
第6章 中国を悩ます「国家性」問題 1「国家性」問題とは 2「周縁」から見えるもの 3 チベット問題 4 新疆ウイグル問題 5 台湾問題 6 香港問題――雨傘運動から国家安全維持法反対へ 7 領域統合のいくつかの構想
終章 ポスト権威主義――レジーム変容はあるか 1 レジームの定義――民主制・全体主義・権威主義 2 権威主義の諸類型 3 統治とガバナンス 4 Deliberativedemocracyと「協商民主」 5 一党支配体制の歴史的役割は終わったのか
参照文献 あとがき 図表一覧 索引
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