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アジア仏教美術論集 東アジアⅦ アジアの中の日本 上製
宮治昭,肥田路美,板倉聖哲 責任編集
出版社:中央公論美術出版
出版年:2023年12月
コード:   704p   ISBN/ISSN 9784805511367
 
価格 6,820円
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多様なるアジア、そして日本
古代から近代まで、さまざまな展開を遂げてきた日本の仏教美術を、本書集録の論考17篇+総論を通じて、アジア諸地域に併置して相対化する。シリーズ12巻、ここに完結。


目次:
『アジア仏教美術論集』刊行にあたって
 総論 アジアの中の日本 ―インド・ガンダーラからの視座―(宮治昭)
 総論 アジアから見た奈良平安の仏教美術(肥田路美)
 総論 請来仏画から見た中近世日本の仏画(板倉聖哲)

Ⅰ 固有性と汎アジア性
 初期金銅仏にみられる日韓交流 覚書(浅井和香)
 クスノキ製木彫像に関する回顧と展望(岩佐光晴)
 聖徳太子と毘沙門天 ―日宋仏教文化との関わり―(佐藤有希子)

Ⅱ 東流と終着
 仏教荘厳のダイナミズム ―インドから日本へ―(安藤佳香)
 仏塔と仏舎利の東伝(向井佑介)
 菩薩形弥勒と兜率天のかたち(泉武夫)

Ⅲ 仮想されたアジア
 「三国仏教史観」とその造像への視座 ―清凉寺式釈迦如来像、普光寺式阿弥陀三尊像、聖徳太子像の受容をめぐって―(津田徹英)
 仏教説話画にみる反復構図 ―敦煌本「牢度叉闘聖変」から院政期絵巻へ―(山本聡美)
 浄瑠璃寺吉祥天立像の「宋風」(佐々木守俊)

Ⅳ 中国との距離
 玄証本と請来図像(古川攝一)
 中世日本における中国仏画の模徴・解体・転用 ―日本仏画の構造的理解を目指して―(藤元裕二)
 春屋妙葩の日中文化交流 一旒首座から贈られた王冕筆墨梅図をめぐって―(高橋範子)
 足利義満のうちなる中国皇帝 ―舎利信仰を手がかりに―(西山美香)

V インドへのまなざし
 京都・蓮華王院(三十三間堂)の姿藪仙立像をめぐって(淺湫毅)
 清凉寺の栴檀瑞像と能「百万」(森雅秀)
 近世における羅漢図の受容と再生産(上嶋悟史)

Ⅵ アジアを超えて
 慈母観音の史的位置(中野慎之)

 あとがき
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