元刊雑劇の研究(三) 范張雞黍
上製
赤松紀彦,金文京,小松謙,佐藤晴彦,荀春生,高橋繁樹,高橋文治,竹内誠,土屋育子,松浦恆雄
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出版社:汲古書院 |
出版年:2014年09月 |
コード: 310p ISBN/ISSN 9784762965258 |
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『元刊雑劇三十種』は、現存最古の元雑劇テキストであるのみならず、中国最古の戯曲刊本であり、更にいえば印刷された戯曲テキストとしては世界最古のものでもある。しかしこのテキストは、印刷状態が悪く、誤字やあて字が頻出し、また作品によってはセリフが極めて少ないか、もしくは皆無であるため、ストーリー自体を把握することすら困難である例が珍しくないことなどが障害となって、これまで十分に利用されてきたとは言い難い。そこで我々は、中国文学史上屈指の価値を持つこの資料を整理し、内容を可能な限り明らかにすべく、研究会を開催し、その成果を校訂・訳注の形で発表してきた。これは単なる校注作業ではなく、訳注の形を取った研究というべきものであり、注釈において展開している作品の内容や語彙等に関する議論は、研究論文に匹敵する水準にあるといってよい。
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