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永楽政権成立史の研究 /汲古叢書136 上製
川越泰博
出版社:汲古書院
出版年:2016年09月
コード:   300p   ISBN/ISSN 9784762960352
 
価格 8,250円
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本書を構成する各章は、『中国明朝档案総匯』所収の衛選簿を繰り返し繙読する過程において発想したテーマに対して、種々考証を加えたものである。建文政権から永楽政権へというきわめて短いスパンを対象にしているが、ここで論じられたことは、先行研究に付して種々再検討したという類のものではなく、本書において初めて提起した諸論点を考究・深化したものである。

第一章では開国功臣第一とされた徐達の子女それぞれの立場から靖難の役を、第二章・第三章・第四章では地方軍たる在外衛所の動向から靖難の役を、第五章では復活人事というファクターを通して永楽政権の人的特質を、第六章では北京行部尚書雒僉が誅殺された事件を手掛かりに永楽政権における政策決定の有り様を、第七章では燕王府出身の女直人を対象に燕王府官から永楽官僚への陞進状況から永楽政権の人的構造の特徴を論じた。

前著『明代建文朝史の研究』を縦軸、本書を横軸とみなせば、両書が相俟って、明代初期最大の激動期ともいうべき建文・永楽交替期が生み出した様々な問題に、区聞陬見とはいえ、筆者なりの見取り図を呈示しえたのではないかと思量するものである。博雅の諸賢のご教正を賜れれば幸いである。
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