婦を悼む 明清哀傷文学の女性像
/汲古選書82
上製
野村鮎子
|
|
| 出版社:汲古書院 |
| 出版年:2025年03月 |
| コード: 388p ISBN/ISSN 9784762950827 |
| |
|
|
<東京店在庫有り>
東京店に在庫がございます。少部数のものもございますので、ご来店の場合は直接お問合せください。
|
|
|
|
|
|
明清士大夫が多様化させた哀傷文学の実相を浮彫にする!
目次: 序章 第一章 亡妻哀傷文学の系譜 一、悼亡詩〔明以前の悼亡詩/明清の悼亡詩とその特徴〕 二、亡妻哀悼散文〔明以前の亡妻哀悼文/明清の亡妻哀悼文〕 三、憶語体〔清の憶語/民国の憶語ブーム〕 第二章 明清における亡妻哀悼文の展開――亡妻墓誌銘から亡妻行状へ 一、唐宋元における亡妻哀悼散文 二、亡妻行状の誕生 三、明清における亡妻行状の隆盛〔亡妻墓誌銘と亡妻行状/亡妾哀悼散文への拡がり/女性行状に反対する者たち/抒情と亡妻哀悼/拡大する亡妻哀悼〕 四、なぜ亡妻哀悼散文が明清に拡まったのか〔明清士大夫の夫婦感情と悼亡への共感/家庭内の些事を書くことへの肯定〕 第三章 明清における亡妾哀悼文 一、納妾・蓄婢に対する妻と士大夫の意識〔正妻にとっての納妾・蓄婢/士大夫にとっての納妾・蓄婢〕 二、亡妾哀悼文の特徴と歴史的変遷〔亡妾哀悼文の文体/明清の亡妾哀悼文の特徴〕 三、亡妾哀悼文が描く妾婢〔納妾の経緯/納妾をめぐる女たちの本音/媵婢と女主人/暴力と虐待/妾婢の葬地/隠遁生活と妾婢〕 四、明清士大夫の心性と妾婢〔明清における士大夫階層の妾の社会的地位/亡妾哀悼文執筆の士大夫の心性〕 第四章 明中期における亡妻哀悼の心性――李開先『悼亡同情集』を中心に 一、李開先と悼亡〔李開先と悼亡作品/李開先の喪偶〕 二、李開先の悼亡詩と悼亡曲子〔李開先の悼亡詩/李開先の悼亡曲子〕 三、李開先編『悼亡同情集』にみる亡妻哀悼の心性〔『悼亡同情集』の収録作品と作者/『悼亡同情集』の編纂意図/『悼亡同情集』の亡妻哀悼文〕 四、明における夫婦像 五、亡妻への悼念の情の共有 第五章 明の遺民と悼亡詩――艱難の中の夫と妻 一、王夫之の悼亡詩〔遺民王夫之/元配陶氏への悼亡/継妻鄭氏への悼亡〕 二、屈大均の悼亡詩〔遺民屈大均/王華姜との結婚/王華姜への悼亡〕 三、呉嘉紀の悼亡詩〔遺民呉嘉紀/糟糠の妻王睿/王睿への悼亡〕 第六章 清における聘妻への哀悼――舒夢蘭『花仙小志』を例に 一、詞人舒夢蘭 二、二つの『花仙小志』 三、蔡綬「花仙伝」と仙女崇拝 四、悼亡と唱和 五、清代における聘妻の地位 第七章 明清における出嫁の亡女への哀悼――非業の死をめぐって 一、女性に対する暴力 二、嫁ぐ(とつぐ)女(むすめ)と父親 三、蘇洵「自尤詩」 四、王樵「祭女文」 五、駱問礼「章門駱氏行状」 六、袁枚「哭三妹」五十韻 七、出嫁の亡女を哀悼する文体 八、義と情の狭間で 附論 前近代中国における女性同性愛/女性情誼 一、同性愛をめぐるジェンダー非対称性〔中国同性愛研究史における女性同性愛の位置づけ/名称にみるジェンダー非対称性〕 二、前近代中国における女性同性愛のエクリチュール〔後宮の女性同性愛行為/通俗小説と女性同性愛行為/女性同性愛を肯定的に描く作品〕 三、前近代中国における女性情誼のエクリチュール〔心中事件と女性情誼/女性同性愛に対する嫌悪の芽生え〕 あとがき 初出一覧/人名索引
|
|
|