近代人文学の形成 西村天囚の生涯と業績
/西村天囚研究1
上製
湯浅邦弘
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出版社:汲古書院 |
出版年:2024年09月 |
コード: 638p ISBN/ISSN 9784762942716 |
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西村天囚(1865-1924)は、明治・大正時代の文人として大きな足跡を残しているが、文学史・ジャーナリズム史・漢学史のいずれにおいても十分な評価を得られていない。 そこで、旧来の伝統的漢学から近代の人文学へと日本の学術文化が大きく展開していく中で、西村天囚の生涯と主要業績をこれまで知られていなかった資料をもとに明らかにし、その果たした役割の大きさを実証する。 文献資料のみならず、新発見の書作品、印章、碑文、草稿なども対象とし、小説家・ジャーナリスト・漢学者という枠にとらわれない分析を行った画期的な研究書。
目次: 前 言 序 章 西村天囚の生涯と著作 第一章 遺墨に見る漢学の伝統――前田豊山・西村天囚の書―― 第二章 印章に刻まれた思想――西村天囚旧蔵印の世界―― 第三章 西洋近代文明と向き合った漢学者――西村天囚の「世界一周会」参加―― 第四章 西村天囚『欧米遊覧記』と御船綱手「欧山米水帖」 第五章 大阪市公会堂壁記の成立――近代文人の相互研鑽について―― 第六章 白虹事件と西村天囚 第七章 鉄砲伝来紀功碑文の成立 第八章 懐徳堂の孔子祭――近代日本の学問と宗教―― 第九章 幻の御講書始――「詩経大雅仮楽篇講義」―― 第十章 未完の大作『論語集釈』 第十一章 近代文人の知のネットワーク――西村天囚関係人物小事典―― 終 章 「文会」の変容と近代人文学の形成 結 語
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