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日本国号と天皇号の誕生と展開 再論『漢倭奴国王から日本国天皇へ』
冨谷至
出版社:臨川書店
出版年:2024年11月
コード:   256p   ISBN/ISSN 9784653045847
 
価格 2,970円
  <東京店在庫有り>
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前書に改稿を試み、新たな試論を提示する。古代から近代に至る日中関係の歴史を、新たに「観念的倭」「実体的倭」という概念を用いてその展開を跡付け、前書では触れられなかった8世紀以降の「日本」「天皇」のその後も追う。さらには漢字表記・和音呼称の議論も取り上げ、両国の思惑が交錯する交渉の歴史に多角的考察を試みる。

目次

はじめに
第Ⅰ章 第一期 倭奴国王の時代
 第一節 倭国の認識
 一 「倭」とは / 二 『山海経』と箕子伝説 / 三 「倭」の字義に関して / 四 楽浪海中に倭人あり、分れて百余国を為す、歳時を以て来りて献見す / 五 観念の倭と実体の倭
 第二節 漢倭奴国王
 一 出土した光武帝の金印 / 二 「漢委奴国王」はどう読むのか / 三 朝貢の真の意味
 第三節 親魏倭王卑弥呼
 一 陣雲暗し五丈原 / 二 卑弥呼の朝貢 / 三 錯誤からの証明 / 四 親魏倭王となす / 五 東海と流沙――東西絶域の二つの国 / 六 『日本書紀』が記す「魏志倭人伝」
 第四節 倭の五王の時代
 一 邪馬台国 その後 / 二 漢人王朝の終焉 /三 東晋義熙九年の倭からの朝貢 / 四 安東大将軍倭国王――倭の五王 / 五 複雑な官職名、称号 / 六 一品官をめざして / 七 南朝と北朝の抗争の中で / 八 百済と倭の関係を示す二つの資料
 第五節 疎遠の六世紀――南朝中華主義の没落
 一 南朝梁と倭国 / 二 中華主義への憧憬と観念的倭――職貢図
第Ⅱ章 第二期 新たな交渉の時代へ――遣隋使から遣唐使へ
 第一節 遣隋使
 一 最初の使節 / 二 多利思比孤の国書――煬帝立腹の理由 / 三 無意識の対等意識 / 四 『日本書紀』の遣隋使の記載 / 五 新たな国号と称号へ
 第二節 国号日本の成立
 一 大宝二年の遣唐使 / 二 明神御宇日本天皇詔旨 / 三 「禰軍墓誌」
 第三節 天皇号の成立
 一 飛鳥浄御原令とそれ以前の資料 / 二 天皇号に先立つ称号 / 三 大王から天皇へ / 四 白村江の戦いから壬申の乱
第Ⅲ章 第三期 その後の日本と中国
 第一節 七〇二年以降の中国の対応
 一 国号「日本」のその後 / 二 称号「天皇」のその後
 第二節 和音呼称と漢字表記のあいだで
 一 オオキミからスメラミコトへ / 二 倭、日本、ヤマト
 第三節 その後の展開――ニホン・テンノウへ
 一 ニホン、テンノウ / 二 漢文訓読 /三 ヤマトからニホンへ
 結びにかえて――ニホンとニッポン
 参考文献 
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