ガラスの来た道 古代ユーラシアをつなぐ輝き
/歴史文化ライブラリー563
小寺智津子
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出版社:吉川弘文館 |
出版年:2023年01月 |
コード: 288p ISBN/ISSN 9784642059633 |
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古代西アジアから東方にもたらされたガラス製品。シルクロードの東西交渉や日本と大陸の交流など、古代社会をガラスから読み解く。
今から約4500年前に西アジアで発明され、美しい珠(たま)や器となって、はるか東方へともたらされたガラス。それらはどのような人物が入手し、そこにはいかなる意味があるのか。シルクロードの東西交渉や、ユーラシア諸社会の栄枯盛衰、日本列島と大陸の交流などを、出土したガラス製品から読み解き、活き活きとした古代の人々の姿を映し出す。
目次:
美しい古代ガラスの世界―プロローグ
ガラスの特性と歴史 ガラスの物質的特性 古代ガラスの化学組成とその分析の問題 西方におけるガラス製品の誕生と展開 古代ローマとガラスの発展
蜻蛉珠と草原シルクロード 蜻蛉珠、東方に至る スキタイ系文化と重圏円文珠 中華文明と北方遊牧騎馬集団の接触 戦国時代の中国製ガラス製品
漢代のガラスとユーラシアネットワーク 漢代に見られるガラス製品 漢代の西方ガラス器とユーラシア東西のつながり カリガラスと海のシルクロード
弥生社会のガラスと大陸との交流 弥生時代のガラス製品の概要 弥生時代中期のガラスと対外交渉 弥生時代後期のガラス製品と対外交渉 楽浪郡と東夷世界
激動のユーラシアとガラス 魏晋南北朝のガラス 三国時代の朝鮮半島と搬入ガラス製品 古墳時代の日本と舶載されたガラス製品 隋唐期のガラス製品と仏教
ガラスが見てきたユーラシア―エピローグ
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