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隋唐朝貢体制と古代日本
上製
榎本淳一
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出版社:吉川弘文館 |
出版年:2024年12月 |
コード: 322p ISBN/ISSN 9784642046855 |
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朝貢体制という国際秩序に参入した古代日本は、その中心である隋唐をはじめ、朝鮮半島、渤海などの周辺諸国とどのような関係を築いたのか。遣隋使・遣唐使や来日外国使節の外交、先進文化である礼制・仏教・律令制の伝来と受容、唐人との交流など、主に日中関係から分析。東アジア文化圏という視座から東部ユーラシア論に一石を投じる注目の書。
目次 序章 本書の視角と構成 一 本書の視角 二 本書の構成
第一部 朝貢体制と古代日本の国際関係 第一章 隋唐朝の朝貢体制の構造と展開 はじめに 一 朝貢体制の構造について 二 朝貢体制の展開 おわりに 第二章 遣唐使の役割と変質 はじめに 一 唐朝の登場と七世紀の遣唐使 二 「朝貢体制」と八世紀の遣唐使 三 東アジア交易圏と九世紀の遣唐使 おわりに 第三章 外国使節の来航 はじめに 一 古代日本に来航した外国使節 二 外国使節の乗船と航路 三 外国使節の迎接 おわりに 第四章 東アジア世界の変貌と鞠智城―国際環境から見た九世紀以降の鞠智城― はじめに 一 東アジア世界の変貌 二 九世紀以降の鞠智城関係史料の再検討 三 九世紀の対外危機について 四 九世紀以降に鞠智城が存続した理由について おわりに 補論 『隋書』倭国伝について はじめに 一 『隋書』の成り立ち 二 「倭国伝」と「隋紀」 三 『隋書』倭国伝の構成と依拠史料 おわりに 第二部 礼制・仏教・律令制の伝来・受容 第一章 推古朝の迎賓儀礼の再検討 はじめに 一 推古朝の隋使迎賓儀礼 二 推古朝の礼制と迎賓儀礼 三 『日本書紀』と『隋書』 おわりに 第二章 『江都集礼』の編纂と意義・影響 はじめに 一 『江都集礼』は儀注に非ず 二 『江都集礼』の編纂と意義 三 『江都集礼』の日本への伝来と影響 おわりに 第三章 日本古代における仏典の将来について はじめに 一 唐代の国際秩序と仏教 二 日本への仏典将来 三 唐朝における仏典と外交 おわりに 第四章 「東アジア世界」における日本律令制 はじめに 一 日本の律令法典編纂史 二 日本律令制の形成 三 律令法典編纂の歴史的背景 おわりに
第三部 人物の交流 第一章 来日した唐人たち はじめに 一 来日唐人の全体像 二 遣唐使時代の外交制度と来日唐人 三 日本と朝鮮諸国における唐使 おわりに 第二章 劉徳高に関する基礎的考察 はじめに 一 劉徳高の帯官・出自 二 関連史料から見た劉徳高の動向 三 劉徳高派遣の経緯・目的 四 劉徳髙の外交成果 おわりに 第三章 陸善経の著作とその日本伝来 はじめに 一 陸善経の経歴 二 陸善経の学問と著作 三 日本伝来の背景 おわりに 第四章 異言語接触・通訳・翻訳 はじめに 一 異言語接触と意思疎通 二 通訳による異言語交流 三 異言語の翻訳 おわりに
終章 本書の成果と課題 一 国際秩序について 二 本書の成果 三 本書の課題
あとがき 索引
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