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明治日本の国粋主義思想とアジア
上製
中川未来
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出版社:吉川弘文館 |
出版年:2016年02月 |
コード: 352p ISBN/ISSN 9784642038492 |
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明治日本のアジア認識に、国粋主義はいかなる影響を与えたのか。志賀重昂・稲垣満次郎・高橋健三などを国粋主義グループとして包括して捉え、彼らの結節点である東邦協会を軸にアジア認識の枠組みを明示。さらに各論者の思想が、アジア経験のなかでいかに形成されたかを解明し、海外の日本語メディアの役割と影響からもその実像を論じた意欲作。 《目次》序章 国粋主義研究の視角/〔第一部 国粋主義グループのアジア認識枠組み〕第一章 「東方策士」稲垣満次郎の対外論と地域社会―「東方論」の構造・伝播・変容―/第二章 志賀重昂と稲垣満次郎の南洋経験―アジア主義におけるオーストラリア要因―/第三章 高橋健三の国粋主義と東アジア秩序構想―人道・国際法・東亜同盟―/補論一 国粋主義と近代仏教―アジア主義におけるインド要因―/〔第二部 アジア認識の形成とメディア〕第四章 「東学党」報道と陸羯南―日清開戦直前のジャーナリズム―/第五章 内藤湖南の台湾経験―帝国主義状況下の国粋主義―/補論二 植民地統治初期の台湾とメディア―『台湾新報』と『台湾日報』について―/終章 明治日本の国粋主義思想とアジア
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