東アジア考古科学の新展開
上製
中村慎一 監修/米田穣,佐々木由香,覚張隆史 編
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出版社:雄山閣 |
出版年:2024年03月 |
コード: 198p ISBN/ISSN 9784639029700 |
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地球科学や生命科学の最先端の分析手法を応用して、遺跡や遺物から最大限の情報を抽出する考古科学。 東アジアをフィールドに、新たな展開をみせるその最新研究成果を展望する。
目次: まえがき[中村慎一] 1 遺跡と遺物の考古科学 科技考古に関する日中共同研究[中村慎一] 中国考古学におけるリモートセンシングの活用[渡部展也] 水田探査の変遷と展望[宇田津徹朗] 良渚遺跡群における「都市性」の議論[米田穣] 収穫に用いられた民具の使用痕―ラオス等で収集された収穫具の観察―[原田幹]
2 動植物の考古科学 二里頭文化における畜産の革新[菊地大樹] 動物考古学から世界最古の家禽を探る[江田真毅] 骨や歯のリン酸基酸素同位体分析の手法と応用[板橋悠・米田穣] 草原のノマドとキビ粥[庄田慎矢・村上夏希・Elina Ananyevskaya・Yana Lukpanova・Helen M. Talbot・Oliver E. Craig・Giedre Motuzaite Matuzeviciute] 東アジアにおける残存デンプン粒分析の進展[渋谷綾子] 残存デンプン粒分析の実践―北海道円筒土器文化圏の礫石器の加工対象物と加工作業の復元―[上條信彦] 栽培育種学を応用した考古科学[石川隆二] 叩き割り技術による日中新石器時代の編組製品の製作と用途[佐々木由香]
3 人の考古科学 考古学研究から古人学研究へ―パレオゲノミクスから考える将来の展望―[覚張隆史] パレオゲノミクスから探る現代日本人の成り立ち[中込滋樹] パレオプロテオミクスの進展と展望[西内巧] 植物遺物の古DNA・古ゲノミクス研究[熊谷真彦] 河姆渡遺跡と田螺山遺跡から出土した人骨[澤田純明・佐伯史子] 新石器時代の長江デルタにおける稲作農耕民の健康状態[岡崎健治・高椋浩史・板橋悠・覚張隆史・米田穣・朱暁汀・芮国耀・陳傑]
編集後記[覚張隆史]
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