マニ教とゾロアスター教
/世界史リブレット004
山本由美子
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出版社:山川出版社 |
出版年:1998年04月 |
コード: 88p ISBN/ISSN 9784634340404 |
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消えたマニ教と生き残ったゾロアスター教。独特の教義と儀礼をもつ二つの宗教の盛衰を通して、古代イランの人々の心性と国家の実像に迫る。知られざる古代文明の宗教世界。
だれでも耳にしたことはあるが、実質上なんなのかはまったくわからない、といったものがこの世界にはたくさんある。 マニ教という宗教はこのような例の一つであろう。 歴史上において、三世紀から千年以上ものあいだにわたって、ユーラシア大陸の西はスペイン、東は中国福建省の泉州にまで、ユニークな神話や思想、慣習をもってその足跡を残しながら、現在ではまったく消え失せてしまっている。 今に続くゾロアスター教と対比しつつマニ教とはなにかを述べようと思う。
目次: 消えた宗教と生き残った宗教 1 イラン人の信仰と世界観 2 マニ教の成立と信仰の特色 3 サーサーン朝におけるゾロアスター教正統の確立 4 マニ教の発展と消滅
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