易経 下
/新釈漢文大系63
上製
今井宇三郎,堀池信夫,間嶋潤一
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出版社:明治書院 |
出版年:2021年03月 |
コード: 518p ISBN/ISSN 9784625673924 |
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中国古代の叡智が総集された人間学の根本経典
「易」は周代の特有な予言法を伝える文献として「周易」とも呼ばれる。後世にまとめられたその解釈文書である「彖伝(たんでん)」(上下)、「象伝(しょうでん)」(上下)、「文言伝(ぶんげんでん)」(上下)、「繁辞伝(けいじでん)」(上下)、「説卦伝(せっかでん)」、「序卦伝」「雑卦伝」の十篇は、いわゆる十翼と呼ばれる。これらの書が、哲学的・倫理的に重要な意味を持つようになって、『易経』と称され、儒教における五経の首位を占める。宇宙の原理・万象の変化・処世の妙機を陰陽二元の消長によって説く易は、中国古代の英知がもたらした金字塔とも言える。また人間学の根本経典としての意義は高く、「易を読まざるものは宰相たるべからず」とは唐の太宗の名臣、虞世南の言である。論語にも「50にして以て易を学ばば、以て大過なかるべし」とある。日本の精神文化にも多大な影響を与えた。
・上巻は「周易上経」を収録。 ・中巻は「周易下経」を収録。 ・中巻は「繋辞上伝・繋辞下伝・説卦伝・序卦伝・雑卦伝」の5伝を収録。人名・書名・語句索引付き。
目次: 繋辞伝上伝 繋辞伝下伝 説卦伝 序卦伝 雑卦伝
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