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水門 言葉と歴史 29
水門の会 編
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出版社:水門の会/勉誠出版発売 |
出版年:2019年12月 |
コード: 360p ISBN/ISSN 9784585224433 |
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歴史文化研究の交流拠点、開港
歴史学・文学・言語学・民俗学など諸学の粋を集め、ジャンルを越えた新たな学問世界への扉を開く。本小特集は、「古辞書と絵入り百科事典」と題し、古辞書の引用書目研究の系譜に連なる第五回「水門の会」国際シンポジウム「古辞書と本草学」の成果を中心に収録した。
目次: 《小特集》古辞書と近世絵入り百科事典 『倭名類聚抄』所引『文選』注釈考(洲脇武志) 『和名類聚抄』「牛馬病」部に関する一考察―和訓「多利」を中心に(アントニオ・マニエーリ) 『医心方』所引『黄帝内経太素』攷―その引用手法を中心に(李芊) 幼学書・手習い書と『訓蒙図彙』―寛文版本の四字句・上下一対の構成をめぐって(楊世瑾) 『和漢三才図会』「水草」類の構成と配列―『本草綱目』との比較から(楊亜麗) 貝原益軒撰『花譜』から『大和本草』へ―《植物の観賞》の概念の成立をめぐって(郭崇) 古辞書と近世絵入り百科事典(安保博史,藏中しのぶ)
『東大寺諷誦文稿』「釈迦本縁」・「慈悲徳」についての基礎的考察(藤本誠) 『伊勢物語』第九段と岑參「逢入京使」(中野方子) 「雪」の本文の〈規範化〉について―『中右記部類紙背漢詩集』を中心に(布村浩一) 仮名草子『酒茶論』の成立背景について―敦煌本『茶酒論』の享受という視点から(佐々木雷太) 作家「秋田實」登場とその時代(浦和男) 書評・鈴鹿千代乃著『古代からの風 神話・伝承・祭祀』を読む(丸山顯徳)
順治『満文詩経』と乾隆『繙訳詩経』の経学説に関する覚え書き(渡辺純成) 満洲語副詞ini cisuiは「おのずから」とは限らない(渡辺純成) 『満漢合璧西廂記』の総合的研究・その8(寺村政男,荒木典子,鋤田智彦) 『満漢西廂記』における漢字音表記(鋤田智彦) 中央民族大学蔵『精訳六才子詞』について(荒木典子) 『萬葉集』にみられるオノマトペ―AB型を中心に―その壱(王則堯) 「環境」の発見―『種の起源』の翻訳からのアプローチ(大場真,吉田比呂子) 「環境」という語の受容史―文理融合型の学術用語研究のための基礎資料として(吉田比呂子)
執筆者一覧 彙報・編集後記(安保博史,藏中しのぶ)
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