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図解 中国が変えた世界ハンドブック 9主要国の国益と対中関係から考える、米中新冷戦回避への道
三尾幸吉郎
出版社:白桃書房
出版年:2024年10月
コード:   328p   ISBN/ISSN 9784561921431
 
価格 3,999円
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米中関係の悪化は、トランプ政権下の2010年代半ばに急激に進み、特に2019年の香港大規模デモとその強圧的な封じ込め以降、さらに激化した。現在も緩和の方向には進んでおらず、EV(電気自動車)への関税の強化など、むしろ米中対立は強まっていると言える状況にある。

一方、ロシアのウクライナ侵攻への国連決議でロシア非難に回らない国が、インドを始め多数あるように、中国へも「親中」あるいは中立を保ちたいという国は極めて多い。さらに先進国でも例えばフランスは、大統領が訪中の際、極めて異例の厚遇を受け、米国も閣僚が頻繁に中国を訪問している。

このような動きとなる背景として、ニーズに適合する形で世界各国が、否応なく中国に依存している現状があり、また中国も世界との関わりを望んでいる。

2019年に刊行した『図解中国経済』でその分析・解説が広く評価された著者は、かねてより世界各国の対中戦略に注目してきた。本書では9つの主要国を中心に、外交・政治・社会、そして特に経済という切り口から、中国との関わりを豊富な図表を活用し分析、その多様なあり方を解説する。

その上で、日本のみならず世界も甚大な悪影響を受ける「米中新冷戦」を避けるため、ともすれば米国の方針に追随しがちである日本が、中国はもとより米国に対しても対立緩和へ向かわせるべく、同志となり得る主要国とどのように連携できるのかを説く。

私たちに理解しにくい中国の論理も、その歴史や経済構造も踏まえ1部を割いて解説する本書。加えてそもそも、取り上げた9つの主要国は米中新冷戦を防ぐためだけではなく、日本にとっても重要な国々である。日本がこれらの主要国とお互いの国益を最大化していくにあたり、把握することが欠かせない各国の国情を簡潔にまとめており、極めて有用。


目次:
第1部 中華人民共和国の成り立ちと対外関係
第1章 国家としてのあらまし
第2章 国際経済との関わり
第3章 中国が批判される「国内」問題

第2部 西洋諸国と中国
第1章 世界一の超大国 米国
第2章 米国も一目置く戦略的自律の国 フランス
第3章 中国の近くに位置する西洋文明の国 オーストラリア

第3部 近隣アジア諸国と中国
第1章 ASEANでガリバー的な大国 インドネシア
第2章 ASEAN最大の社会主義国 ベトナム
第3章 日本と立ち位置が酷似する隣国 韓国
第4章 南アジアの超大型途上国 インド

第4部 その他の国・地域と中国
第1章 ラテンアメリカで最大の途上国 ブラジル
第2章 米国を敵視する軍事大国 ロシア
第3章 中東諸国
第4章 アフリカ諸国

結 語 米中新冷戦を防ぐために、日本は何をすべきか?
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