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中国・アメリカ 謎SF
柴田元幸,小島敬太 編訳
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出版社:白水社 |
出版年:2021年02月 |
コード: 200p ISBN/ISSN 9784560097991 |
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21世紀を照らす、内なる遠い世界へDIVE!
謎マシン、謎世界コンタクト、謎の眠り―。朗読劇『銀河鉄道の夜』で十年にわたって共演し、文学的感性が共鳴しあう柴田元幸と小島敬太が贈る魅惑の〈謎SF〉アンソロジー。 中国・広州に活動拠点を移した小島は、SFブームに沸く中国に滞在中に買いあさり読みあさってきた中から、柴田はアメリカの現代文学最前線をさらに掘り進め、選りすぐりの面白いSF作品を披露しあう。 知性が閃き、弾けるユーモア、謎めいた想像力が漂い出る、本邦初の書籍化・全七作品の共演! 現実世界では、政治的には手を繫ぐ関係ではない中国とアメリカだが、〈謎SF〉のもとでは呼応しあうと同時に、明確な違いも見えてくる。 現代中国とアメリカの作家たちが描く未来像から、逆に照らし出される二十一世紀とは。 巻末に柴田と小島の対談を付す。
収録作品: 「マーおばさん」ShakeSpace(遥控) 「曖昧機械―試験問題」ヴァンダナ・シン 「焼肉プラネット」梁清散 「深海巨大症」ブリジェット・チャオ・クラーキン 「改良人類」王諾諾 「降下物」マデリン・キアリン 「猫が夜中に集まる理由」王諾諾
編訳者略歴: 柴田元幸(しばた もとゆき) 1954年、東京都出身。米文学者・東京大学名誉教授・翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウン、バリー・ユアグロー、トマス・ピンチョン、マーク・トウェイン、ジャック・ロンドン、エドワード・ゴーリーなど翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。また2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)、および英語版 MONKEY責任編集。訳書の近刊に、ミルハウザー『ホーム・ラン』、ギンズバーグ『吠える その他の詩』など。
小島敬太(こじま・けいた) 1980年、静岡県浜松市出身。早稲田大学第一文学部卒業。「NHK みんなのうた」に『毛布の日』を書き下ろすなど、「小島ケイタニーラブ」の名前でシンガーソングライターとして活躍中。台湾・香港でもCDデビューを果たしている。2011年から朗読劇『銀河鉄道の夜(with 古川日出男・管啓次郎・柴田元幸)』に出演および音楽監督を担当。13年から、温又柔との朗読と演奏のコラボレーションpontoを開始。18年8月から中国・広州に拠点を移す。19年、広州市人民政府広報局から「新時代広州文化交流大使」に任命される。シンガポール、インドネシア、フィンランドなどの国際文芸フェスにも多数参加。著書に『こちら、苦手レスキューQQQ!』、共著に『花冠日乗』(白水社)がある。
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