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                越境する中国文学 新たな冒険を求めて
                
                上製
                 
                『越境する中国文学』編集委員会 編
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                | 出版社:東方書店 | 
               
              
              
                | 出版年:2018年02月 | 
               
              
              
                | コード:00838         676p    ISBN/ISSN   9784497218018 | 
               
              
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                東アジアを軸とした「越境」をテーマに、中国―香港―台湾―日本、1900年代から2000年代まで、時空・文学の境域を越え、旅行、音楽、映画、舞踊といったさまざまな視座から近現代中国を読み解く。論題に挙げられる作家だけでも中国語圏20人、日本8人、ギリシア1人、舞踊家と映画監督各1人、さらに本文中に登場する百花繚乱の創作者群像……。「魯迅と同時代人」「文芸市場の成熟と文学空間の変容」「文学の系譜をたどって」「加速する文学と映像の交渉」の4章構成。あとがきとして「中国語圏文学三十三年の夢」(藤井省三)を収録。東京大学文学部・藤井省三教授のゼミ出身の研究者27名による論文集。
  目次: 序に代えて Ⅰ 魯迅と同時代人  根岸宗一郎 周作人とエフタリオーティス──背景としてのテオクリトス牧歌とギリシア神話   鄧捷 「意境」と「越境」──「いかに書くか」をめぐる魯迅と聞一多   大野公賀 李叔同の出家と断食   陳朝輝 芥川龍之介「支那趣味」の変容と解消──「妓女」の描き方から考察する   藤澤太郎 ある魯迅翻訳者の生涯──日本最初期の魯迅翻訳者鎌田政国について   白井澄世 瞿秋白『多余的話』について──「語り」と「時間」についての試論   鈴木将久 中華人民共和国建国前後の茅盾 
  Ⅱ 文芸市場の成熟と文学空間の変容  清水賢一郎 近代中国におけるマスツーリズムの黎明──倹徳儲蓄会を中心として  高彩雯 民国期の「文学青年」イメージをめぐって──郁達夫と沈従文を中心に   王姿雯 日台比較文学研究による帝国・植民地一九三〇年代の記憶の調査──梶井基次郎を中心に  邵迎建 革命・戦争と女性──白薇『打出幽霊塔』と張愛玲『傾城之恋』  星野幸代 日本・中国・台湾文人の眼差しの中の舞踊家・崔承喜   西村正男 混淆・越境・オリエンタリズム──「玫瑰玫瑰我愛你(Rose, Rose, I Love You)」の原曲とカヴァー・ヴァージョンをめぐって 
  Ⅲ 文学の系譜をたどって  張文薫 台湾文学における魯迅──「孔乙己」と郭松棻「雪盲」  王俊文 日常を求める虚無僧──高橋和巳と竹内好・武田泰淳、及び吉川幸次郎   明田川聡士 一九七〇年代末台湾における皇民文学の再認識──陳火泉「道」の訳載を事例に   松崎寛子 鄭清文と児童文学──郷土におけるアイデンティティの創造と想像   張季琳 直木賞受賞までの邱永漢──「濁水渓」と「香港」を中心に   関詩珮 『漢』文『和』読法──香港淪陥、太平洋戦争、何紫児童文化事業中の日本の記憶(六〇~九〇年代)  八木はるな 白先勇「一把青」の女性表象再考   張欣 龍應台作品における離散とポストメモリー
  Ⅳ 加速する文学と映像の交渉  蓋曉星 中国映画における女子大生の宿舎文化──八〇年代以降を中心に   張瑶 「そっくりさん」映画の時代──中国語圏における岩井俊二『Love Letter』  徐子怡 中国村上チルドレン作家の成長──李修文の村上春樹受容を中心に   謝惠貞 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』論──巡礼の意味をめぐって   権慧 中国語訳・韓国語訳からみる村上春樹文学の受容──「ドライブ・マイ・カー」を中心に   楊冠穹 「八〇後」作家の映画製作進出と現代中国文化市場──郭敬明『小時代』と韓寒『後会無期』
  あとがき──中国語圏文学三十三年の夢(藤井省三) 執筆者一覧 
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