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文天祥
/ちくま学芸文庫
梅原郁
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出版社:筑摩書房 |
出版年:2022年05月 |
コード: 304p ISBN/ISSN 9784480511232 |
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宋王朝、最後の光芒── 清忠の臣として果てた生涯。人物評伝の傑作が甦る。
南宋末、フビライ率いるモンゴル軍が南下し、王朝は危殆に瀕していた。政治の中枢は腐敗と混乱のなかにあったが、ひとりの秀才が敢然と挙兵し、防禦にあたる。文天祥その人である。だが大勢に利はなく、あえなく囚われの身となり、その間に宋は三百年の歴史に幕を下ろすこととなる。天祥は、フビライから宰相就任要請があるもこれを固辞。五言古詩「正気の歌」を遺してついに刑場に果てる――。反時代的なまでに儒教道徳に忠実で、純なる人間性を貫いた生涯。それは、人間のひとつの極限をわれわれに突きつける。宋代史研究の泰斗が厚い考証を基に天祥の実像を描いた名著。(解説 小島毅)
目次: 一 栄光 二 風雲 三 攻防 四 落日 五 気概 六 激流 七 亡国 八 朔風 おわりに
後記 解説(小島毅)
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