古代史講義 海外交流篇
/ちくま新書1746
佐藤信
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出版社:筑摩書房 |
出版年:2023年09月 |
コード: 288p ISBN/ISSN 9784480075819 |
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邪馬台国・倭の五王時代から、平安時代の鴻臚館交易まで、対外交流のなかから日本という国が立ち現れてくる様を、最新の研究状況を紹介しながら明らかにする。
邪馬台国、倭の五王の時代から平安時代の鴻臚館交易にいたるまでの時代を追って、日本列島と中国の隋・唐や高句麗・百済・新羅・加耶など半島諸国、さらに渤海といった東アジアとの多面的な海外交流の実情を解説。諸地域との間に起きた政治的事件や文化交流をテーマとした十五講で最新の研究状況を紹介しながら、時代背景としての列島古代の国際的環境の実像を明らかにする。東アジア的視野から海外交流・国際関係をとらえ直し、グローバルな歴史像を展開する新しい古代史。
目次:
はじめに(佐藤信)
第1講 「魏志倭人伝」と邪馬台国(仁藤敦史) 第2講 倭の五王とワカタケル大王(森公章) 第3講 筑紫君磐井と東アジア(佐藤信) 第4講 加耶と倭(田中俊明) 第5講 百済と倭(三上喜孝) 第6講 高句麗と倭・日本(中野高行) 第7講 新羅と倭・日本(柿沼亮介) 第8講 仏教の伝来と飛鳥寺創建(中林隆之) 第9講 遣隋使と倭(吉永匡史) 第10講 白村江の戦いと倭(酒井芳司) 第11講 渡来人と列島の社会(亀田修一) 第12講 奈良時代の遣唐使(河野保博) 第13講 鑑真の渡日(田中史生) 第14講 渤海と日本(浜田久美子) 第15講 鴻臚館と交易(菅波正人)
おわりに(佐藤信) 編・執筆者紹介
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