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古代中国 説話と真相
/筑摩選書259
落合淳思
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出版社:筑摩書房 |
出版年:2023年07月 |
コード: 352p ISBN/ISSN 9784480017789 |
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酒池肉林、臥薪嘗胆……よく知られる説話を実証的に検証し、当時の社会体制を詳らかにする。古代中国史を批判的に見つつも、よき「戦国時代案内」でもある一冊。
殷の紂王の《酒池肉林》、呉王夫差と越王句践の《臥薪嘗胆》、秦の始皇帝の《焚書坑儒》……、『史記』にも記され、広く知られる古代中国の説話は真実か? もちろん、これらは後世の創作である。本書では、信頼できる資料に拠って、これらの虚構を検証すると共に、貴族制が専制君主制に移行した春秋・戦国時代の社会制度、勢力バランス、法治システムを浮彫りにする。初期の王朝から貴族の台頭、そして中国統一へ、説話を検証し、中国古代史をいきいきと再構築してみせる意欲作!
目次: はじめに 第一章 三皇五帝――禅譲・放伐 第二章 夏の禹王――九州の治水 第三章 殷の紂王――酒池肉林 第四章 周の幽王――笑わない褒? 第五章 斉の管仲――衣食足りて礼節を知る 第六章 楚の荘王――鼎の軽重を問う 第七章 夫差と句践――臥薪嘗胆 第八章 魯の孔子――由らしむべし、知らしむべからず 第九章 魏の恵王――五十歩百歩 第十章 蘇秦と張儀――合従連衡 第一一章 戦国四君と呂不韋――奇貨居くべし 第一二章 秦の始皇帝―焚書坑儒 終章 古代中国史の研究方法 結び 主要参考文献
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