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満鉄撫順炭鉱と平頂山事件
原勢二
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出版社:新人物往来社 |
出版年:2010年09月 |
コード: 336p ISBN/ISSN 9784404039033 |
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「撫順の久保か、久保の撫順か」と、名声を全満州にとどろかせた元満州撫順炭鉱長久保孚は、敗戦後、中国国民政府から「平頂山事件」の戦犯容疑をかけられ、軍事裁判で死刑判決をうけた。昭和7年9月、撫順南郊の平頂山集落を襲った関東軍守備隊の一部が、住民多数を虐殺した。当時、炭鉱業務を一任されていた炭鉱次長の久保は、共同謀議者の一人として、いわれなき戦犯の汚名を着せられたのである。かつての満州で日本人がいかに生き、功罪入りまじった事績を残したか―。一人の満鉄マンの気骨に満ちた生涯を通して描く、真実の満州。
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