最澄・空海将来『三教不斉論』の研究
上製
藤井淳 編/池田将則,倉本尚徳,村田みお,柳幹康
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出版社:国書刊行会 |
出版年:2016年01月 |
コード: 382p ISBN/ISSN 9784336059666 |
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最澄・空海の両大師により約1200年前に日本にもたらされた『三教不斉論』。唐代には儒教・仏教・道教の三教の優劣について盛んに議論されたが、現存する著作は極めて少ない。本書は、編者によって新たに検出された『三教不斉論』の校訂テキストを作成し、現代語訳を行い、内容を多角的に分析する。I「本文篇」は、本論写本の未公開の影印(高野山西南院所蔵本・東京都立図書館所蔵諸橋文庫本)、校訂テキスト、詳細な註を付した訓読、現代語訳で構成される。II「論文篇」は、本論の内容と特徴を多角的に解明し、史的に位置づける6本の論文で構成される。写本発見当時に紙上でも報道され、その内容故に海外からも注目されている『三教不斉論』。気鋭の学者らが、三教交渉研究を新たに開拓し、最澄・空海研究に新たな資料を提供する。
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