 |
 |
奈良・平安朝漢詩文と中国文学
上製
波戸岡旭
|
|
出版社:笠間書院 |
出版年:2016年03月 |
コード: 372p ISBN/ISSN 9784305708007 |
|
|
|
東アジアという漢字文化圏の中における日本文化をどうとらえるか。政治外交史的な見方では知り得ないかたちの中にこそ、豊かな文化交流の実態は見いだすことが可能である。全体を、第一篇「『懐風藻』と『万葉集』」、第二篇「嵯峨天皇と空海」、第三篇「島田忠臣・菅原道真」、第四篇「白居易」、第五篇「杜甫と芭蕉」にわけ、文学世界の豊かさを論じ尽くす。《目次》〔第一篇 『懐風藻』と『万葉集』〕第一章 『懐風藻』の国際感覚、第二章 『懐風藻』序文の意味するところ、第三章 『懐風藻』の自然描写―長屋王邸宅宴関連詩を中心に―、第四章 大伴旅人「遊於松浦河」と『懐風藻』吉野詩、第五章 大伴家持「越中三賦」の時空 〔第二篇 嵯峨天皇と空海〕第一章 遣唐使節の人たちの文学、第二章 嵯峨御製の梵門詩、第三章 渤海使節と三勅撰漢詩文集―『文華秀麗集』と王孝廉・釈仁貞とを中心に―、第四章 空海の詩文―その文学性と同時代への影響―、第五章 空海の山岳詩、第六章 空海の文学観―『文鏡秘府論』を中心に―、(附)『玉造小町子壮衰書』の出典に就いて 〔第三篇 島田忠臣・菅原道真〕第一章 島田忠臣の釈奠詩、第二章 白居易「閑適」詩と島田忠臣の詩境―島田忠臣詩に見える白居易詩境からの禅の受容―、第三章 菅原道真「讃州客中詩」―「行春詞」を中心に―、第四章 菅原道真「秋湖賦」―感は事に因りて発し、興は物に遇うて起こる―、第五章 白居易詩と菅原道真詩と―湖上詩を中心として― 〔第四篇 白居易〕第一章 白居易閑適詩序説、第二章 白居易閑適詩と禅 〔第五篇 杜甫と芭蕉〕第一章 杜甫の近世俳人に及ぼした影響、第二章 杜甫「登岳陽楼」と芭蕉『おくのほそ道』「松嶋」と
|
|
|
|
|