歴史学の縁取り方 フレームワークの史学史
上製
恒木健太郎,左近幸村 編
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出版社:東京大学出版会 |
出版年:2020年09月 |
コード: 282p ISBN/ISSN 9784130262675 |
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歴史学はいかなる知的枠組み(フレームワーク)のもと形づくられてきたのか。その時代の状況にも対応し、切りひらかれてきた歴史学は、その枠組みがときには批判されつつも、継承されてきたことを史学史的に論じる。これからの歴史学にとって必要な手がかりを示す。
目次: はじめに(左近幸村)
序章 「事実をして語らしめる」べからず――職業としての歴史学(恒木健太郎) 第1章 戦後日本の経済史学――戦後歴史学からグローバル・ヒストリーまで(恒木健太郎、左近幸村) [コラム1]「日本経済史」という「学統」(高嶋修一)
第2章 「転回」以降の歴史学――新実証主義と実践性の復権(長谷川貴彦) [コラム2]帝国主義史研究とフレームワーク(柳沢 遊)
第3章 「封建」とは何か?――山田盛太郎がみた中国(武藤秀太郎) [コラム3]山田盛太郎の中国観と経済史学の現在(石井寛治)
第4章 経済史学と憲法学――協働・忘却・想起(阪本尚文) [コラム4]元・講座派の技術論――戦時中の相川春喜における「主客の統一」の試みと科学技術の「民族性」(金山浩司)
第5章 歴史学研究における「フレームワーク」――インド史研究の地平から(粟屋利江) [コラム5]歴史を書く人、歴史に書かれる人(井上貴子)
第6章 「小さな歴史」としてのグローバル・ヒストリー――1950年代の新潟から冷戦を考える(左近幸村) [コラム6]アメリカ合衆国における「近代化論」再考(高田馨里)
第7章 読者に届かない歴史――実証主義史学の陥穽と歴史の哲学的基礎(小野塚知二)
あとがき(恒木健太郎)
執筆者一覧
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