清廉潔白、裁きは公平。晴れ渡った空の如し——。北宋に実在した中国史上屈指の名判官「包青天」の活躍を描く、連作中華ミステリ短篇集。待望の文庫化!(単行本は2014年10月出版)
宋代、瑞州の新任知事・包希仁は、二十代で科挙に合格した秀才でありながらどこか抜けた人柄の持ち主。任官当初はその資質を疑問視していた世話係・孫懐徳であったが、州内で「生きた牛の舌を切り取られる」という事件が起こり――(「雪冤記」)。清廉潔白、裁きは公平。晴れ渡った空の如し。「包青天」と市民から慕われた中国史上屈指の人気を誇る名判官の活躍を描く連作短篇集。
目次: 雪冤記(せつえんき) 赤心(せきしん) 紅恋記(こうれんき) 黒白(こくびゃく) 青天記(せいてんき) 文庫版あとがき
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