カルピスをつくった男 三島海雲
/小学館文庫
山川徹
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出版社:小学館 |
出版年:2022年01月 |
コード: 384p ISBN/ISSN 9784094071092 |
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「初恋の味」はどこからきたのか? カルピスは、「初恋の味」として知られる国民飲料だ。ルーツは、モンゴル高原で遊牧民に食されていた乳製品。約100年前に三島海雲によって発見された。 三島は僧侶にして日本語教師、さらには清朝滅亡で混乱下の大陸を駆け抜けた行商人だ。日本初の乳酸菌飲料を生み出し、健康ブームを起こした。 没後、半世紀近く経ち、三島の名は忘れ去られた。会社も変わった。だが、カルピスは今も飲まれ続ける。三島からすれば本望かもしれない。「国利民福」を唱え、会社の利益よりも国民の健康と幸せをひたすら願った。 カルピスの聖地・モンゴル高原まで訪ね、規格外の経営者の生涯に迫った傑作人物評伝。
<近代文明の危機は、一九七三年よりも恐らく遥かに深まっているのだろう。救いの大きな鍵はきっとモンゴル的なるものにある。三島海雲の伝記と思想は今こそ学ばれねばなるまい>――解説・片山杜秀氏
目次: 序章 カルピスが生まれた七月七日に 第一章 国家の運命とともに 第二章 草原の国へ 第三章 戦争と初恋 第四章 最期の仕事 終章 一〇〇年後へ あとがき 文庫版あとがき 解説 片山杜秀
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