転生 満州国皇帝・愛新覚羅家と天皇家の昭和
上製
牧久
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出版社:小学館 |
出版年:2022年08月 |
コード: 506p ISBN/ISSN 9784093888585 |
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もうひとつの昭和を描く超弩級歴史大作 ――歴史に「IF」はない。しかし、戦争が終わったあのとき満州国皇帝・溥儀が日本に亡命していたら…。 作家・浅田次郎の「蒼穹の昴」の時間と空間を舞台に、清朝のラストエンペラー・愛新覚羅溥儀と溥傑兄弟の数奇な運命を余すことなく辿る完全版評伝。 関東軍により担がれて満州国初代皇帝となり、戦後はソ連に抑留後、戦犯として中国へ送還、中国共産党の熾烈な文革の嵐にさらされた溥儀。一方、日本人の妻を生涯愛し、終戦直後に生き別れとなるものの、のち奇跡の再会を果たした弟・溥傑。ふたりの人生は、日本と天皇家の「昭和」を裏側から照射する。 『昭和解体』『暴君』という大著で知られざる歴史のディテールを描く第一人者の牧久が、“もう一つの昭和史”に挑む。
目次: 第一章 中国最後の皇帝・溥儀 第二章 紫禁城追放と復辟の夢 第三章 満州国建国と溥儀の執政就任 第四章 溥儀の皇帝即位と溥傑の士官学校入学 第五章 満州国の分水嶺「回鑾訓民詔書 第六章 満州国の変容と建国神廟 第七章 「静謐保持」と戦火の狭間で 第八章 満州国崩壊と浩の流転 第九章 「思想改造計画」の実験台 第十章 溥傑・浩夫妻十六年ぶりの再会 第十一章 文化大革命の嵐の中で 終章 「相依為命」
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