中国の歴史6 絢爛たる世界帝国 隋唐時代
/講談社学術文庫
氣賀澤保規
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出版社:講談社 |
出版年:2020年12月 |
コード: 472p ISBN/ISSN 9784065219072 |
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講談社創業100周年企画「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版。第3回配本、第5巻と同時発売の第6巻は、古代東アジアに君臨した隋唐帝国の興亡史。 後漢末以来、400年にわたった分裂は、589年、隋によって統一された。二代皇帝・煬帝は大運河を開鑿するなど強権を発動したが、高句麗遠征に失敗して求心力を失う。煬帝の死後、3代恭帝から禅譲された李淵は唐王朝を樹立。2代太宗は、均田制・租庸調・府兵制を中心とする律令体制によって国力を充実させ、国際都市・長安を中心とする当時世界最高の文明国を現出させた。唐は一時、中国史上唯一の女帝・則天武后の周朝により中断するが、第6代玄宗により中興を果たすと、唐詩の李白・杜甫、書の顔真卿らを輩出して文化面でも繁栄を極めた。しかし、8世紀半ば、突厥の母とソグドの父を持つ安禄山の反乱、さらに9世紀後半の黄巣の乱へと混乱の度を加え、907年、朱全忠の簒奪により唐王朝は滅亡する。シルクロードと都市の発展、女性たちの進出、日本からの遣唐使と円仁の求法の旅、朝鮮・ウイグル・チベットなど周辺諸国の動向もまじえ、世界帝国の300年を鮮やかに描き出す。〔原本:2005年6月、講談社刊〕
目次: はじめに――激動する東アジア 第一章 新たな統一国家――隋王朝 第二章 唐の再統一とその政治 第三章 安史の乱後の唐代後半の時代様相 第四章 律令制下の人々の暮らし 第五章 則天武后と唐の女たち 第六章 都市の発展とシルクロード 第七章 隋唐国家の軍事と兵制 第八章 円仁の入唐求法の旅――唐後半期の社会瞥見 第九章 東アジアの国々の動向 第一〇章 隋唐文化の諸相 終章 唐宋の変革の理解にむけて 学術文庫版の補遺――隋唐史研究の新たな課題 主要人物略伝 歴史キーワード解説 参考文献 年表 索引
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