荘子 全現代語訳 上
/講談社学術文庫
池田知久 訳・解説
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出版社:講談社 |
出版年:2017年05月 |
コード: 424p ISBN/ISSN 9784062924290 |
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『荘子』は現在三十三篇本として確立しています。内篇のみが荘子の自著であり、外篇・雑篇は荘子の弟子・後輩あるいは亜流の作であり、内篇は成立が最も早く価値も最も高く、外篇は成立がやや新しく価値も低くなり、雑篇ともなれば成立が最も新しく価値も最も低いというのが通説です。しかし、その内容はどれも興味深いものである。 『荘子』には、よく知られた「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがありますが、西洋哲学を超えるような大変に深い哲学・思想をふくんでいます。 「斉物論」は、中国古代の道家にとって最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間の知恵によっては決して把えられない何ものかであるという根本テーゼを始めて定立しました。 宇宙論から人間の生き方、処世から芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ面白さをもった『荘子』を、【総説】【現代語訳】【原文】【解説】を付し、達意の訳文で読み解きます。
『荘子 全訳注』(講談社学術文庫 2014年5月刊)の簡易版です。(【読み下し】【注釈】を割愛し再構成)
目次: 始めに 解説 〔内篇〕 逍遙遊 第一 齊物論 第二 養生主 第三 人間世 第四 徳充符 第五 大宗師 第六 應帝王 第七 〔外篇〕 駢拇 第八 馬蹄 第九 胠篋 第十 在宥 第十一 天地 第十二 天道 第十三 天運 第十四 刻意 第十五 繕性 第十六 秋水 第十七 至樂 第十八
※以下下巻
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