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海風クラブ
上製
呉明益/三浦裕子 訳
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出版社:KADOKAWA |
出版年:2025年05月 |
コード: 480p ISBN/ISSN 9784041146880 |
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現代台湾文学を牽引する呉明益の最新長編!再び神話と現実が混じりあう――
神話と人間、誕生と消滅が交差する渓谷の村で、運命に導かれて集まった人々。片方の目で山を見、一方の目で海を見ながら、決断したこととは――。巨人や祖先の霊など太魯閣族の伝説を取り入れた、壮大な物語。
白い犬の後を追いかけてきたタロコ族の少年と、自分を売ろうとする父親から逃げてきた少女。山の深い洞穴で二人は出会い、心を交わす。 少年が少女の村に、少女が少年の村へ入れ替わり出ていくのを、巨人は見つめていた。 山は巨人の体であった。人々に忘れ去られた最後の巨人ダナマイ。彼の言葉を解すのは、傷を負った動物たち。 時を経て再会する二人を軸に、様々な過去を背負う人々を抱えて物語は動き出す。 舞台は原住民と漢人、祖霊と神が宿る台湾東部の海豊村。 山を切り崩すセメント工場の計画が持ち上がり、村の未来を前にして、誇りを守ろうとする人々と、利益を享受しようとする人々が対立する。 巨人がなおも見つめ続ける中、かつてない規模の台風が村を襲い、巨人と人間の運命が再び交差する――。
物語を動かすのはつねに、大いなるものに耳を傾ける、小さき者たち。
★2023年台湾書店大賞小説賞受賞 ★「博客来」ブックス・オブ・ザ・イヤー入選
【関連書】
・原著:「海風酒店」 吳明益 小小書房小寫出版 2023年07月
・呉明益の本(国内書)
・呉明益の本(輸入書)
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