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西アジアとヨーロッパの形成 8~10世紀 /岩波講座 世界歴史 第8巻 上製
大黒俊二,林佳世子 責任編集/大月康弘,清水和裕 編集協力
出版社:岩波書店
出版年:2022年06月
コード:   314p   ISBN/ISSN 9784000114189
 
価格 3,520円
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ヨーロッパ・ビザンツ帝国・イスラーム帝国の新たな社会はいかに成立したか。転換期の諸相を活写する。

地中海から中央アジアに及ぶ一帯では、古代の遺産を引き継ぎながら、一神教による共通の枠組みのもと相互に連動する世界が立ち現れた。今日の諸社会の原風景となるこの世界は、ヨーロッパ・ビザンツ帝国・イスラーム帝国という政治体制下で、いかに形作られたのか。ユーラシア大陸西部の転換期における政治・社会・文化の諸相を活写する。

目次:
展望|Perspective
 ユーラシア西部世界の構成と展開……………大月康弘、清水和裕
 一、地中海世界にとっての八―一〇世紀
 二、転換期としての七世紀
 三、カロリンガーのフランク王国
 四、ザクセン朝のフランク王国
 五、一〇世紀のビザンツ帝国と地中海世界
 六、古代末期の西アジア、北アフリカ
 七、イスラームの成立と「蛮族」アラブによる帝国の形成
 八、征服王朝としての「イスラーム帝国」とその変容
 九、イスラーム帝国の変容
 一〇、アッバース朝の解体――一〇世紀のイスラーム帝国

問題群|Inquiry
 中世ヨーロッパの展開と文化活動……………佐藤彰一 
 一、ポスト・ローマ世界からの「離脱」
 二、文化活動の諸相
 三、カロリング・ルネサンスとギリシア古典
 ウラマーの出現とイスラーム諸学の成立……………森山央朗 
 一、はじめに
 二、ハディースの流布とウラマーの出現
 三、シャリーア(法)をめぐる論争
 四、ハディース学の発展とシャーフィイー法学派「ハディースの徒」の活躍
 五、イスナードの意義
 六、ウラマーの古典的な姿と一一世紀の変化
 山々に守られた辺境の解放区――カスピ海南岸地域のアリー裔政権(八六四―九三〇/九三一年)……………森本一夫 
 はじめに
 一、アリー裔政権の興亡とその中でのダイラム人とギール人
 二、ファーティマ裔の政権・ザイド派の政権としてのアリー裔政権
 おわりに

焦点|Focus
 ヨーロッパにおける帝国観念と民族意識――中世ドイツ人のアイデンティティ問題……………三佐川亮宏 
 一、「共通の出自」という神話
 二、「エトノス生成論」と「諸分国構造論」
 三、「ドイツ」の起源
 四、大フランク帝国の分裂
 五、「中世ローマ帝国」の成立とドイツ人のエトノス生成
 六、「帝国」と「王国」の狭間
 聖像(イコン)と正教世界の形成……………中谷功治
 はじめに
 一、聖人崇拝と聖遺物
 二、画像崇拝の展開
 三、いわゆるイコノクラスムをめぐって
 おわりに――正教世界の成立へ
 初期イスラーム時代の史料論と西アジア社会……………亀谷学
 一、ムスリムによる歴史史料の生成と展開
 二、史料の信頼性と初期イスラーム時代史研究
 三、実物史料・非ムスリム史料から見た初期イスラーム社会
 四、おわりに
 アンダルスの形成……………佐藤健太郎 
 一、はじめに
 二、イスラーム教徒のイベリア半島征服
 三、イベリア半島社会の変容
 四、おわりに――アンダルスの境域
 イスラーム科学とギリシア文明……………三村太郎
 一、アッバース朝とギリシア科学
 二、マンスール期からマアムーン期にかけての天文知の受容
 三、論証を武器とした占星術師キンディー
 四、新たなギリシア科学知獲得競争からイスラーム科学へ
 初期イスラーム時代のカリフをめぐる女性たち……………高野太輔
 一、はじめに
 二、正統カリフとムハンマド――姻戚関係がつくりだした権威
 三、カリフの母君
 四、カリフの妻と女奴隷
 五、カリフの姫君
 六、おわりに

コラム|Column
 フランク王国の法文化とテクスト……………菊地重仁
 アズハル・モスク――シーア派教育機関からスンナ派教育機関へ……………近藤真美
 修道院改革とヨーロッパ初期中世社会の変容……………大貫俊夫
 アラブ・ペルシア古典詩におけるチェスの表象……………杉田英明
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