「国色大明」は、中国歴代の王朝それぞれに特有の伝統色彩について、一冊一王朝ごとに読み解くカラー図冊シリーズの一冊。シリーズは唐・宋・明・清の四冊が刊行される。 本書の第一章は明朝色彩の概説。明朝の政治・経済・文化の背景を概述し、次いで明朝の服飾・書画・器物の特徴を解説した上で、明朝の絵画・磁器・紋様・服飾・建築に用いられる色彩について解説する。 第二章では、真紅・銀朱・桃紅・孔雀緑・豆緑・玄色・葡萄紫など明代に特徴的な16種の色彩ごとに詳しく解説する。 各色の解説は、まず主色の名称、CMYKおよびRGBカラーモデルを記載し、相関色3種(たとえば主色が真紅なら相関色は桜桃色・火紅・牡丹紅の3色)の名称とCMYKおよびRGBカラーモデルを記載。9種の配色例、代表的な紋様の図版と解説、などによって構成される。
【SAMPLE】 *クリックすると別ウィンドウで拡大表示します。
|