 |
 |
聲音的台灣史:音樂與民族的當代探索
李志銘
|
|
出版社:前衛出版社 |
出版年:2025年04月 |
コード:512522 331p 23cm ISBN/ISSN 9786267463857 |
|
|
|
在庫僅少
弊社の在庫が2,3部以下のものです。店頭在庫については別途お問合わせください。
|
|
|
|
|
【台湾の音楽と民族を再評価する研究書】
ここ百年の台湾は、日本による植民地時代と国民党による権威時代の統治をつづけて経験してきた。それは台湾人の言語文化・民俗芸術・日常生活に深刻な影響をおよぼしたばかりでなく、歴史認識の分断や民族的一体感の喪失をももたらした。
日本時代から、台湾本土の音楽家や研究者の多くは、「台湾音楽とはなにか」「私は誰か」という問いをそれぞれに探究し、自らに属する音声と一体感を追い求め創造することを試みてきたが、政治的圧力や時代の趨勢によって、台湾音楽の歴史は次第にひずみ、ゆがんでいき、台湾のさまざまな民族の主体性も粉々に砕け散ってしまった。
本書の著者李志銘(1976-)は、台湾民歌運動と民族音楽学への興味や熱意にもとづき、台湾民族音楽の関連資料や研究を全力で発掘してきた。詳細かつ客観的な資料収集と整理を通じて、台湾音楽史におけるこれまでの観点に厳密な意見・対話・批判・代案を提起するとともに、呂炳川(1929-1986)と李哲洋(1934-1990)という長い間わすれられてきた台湾の音楽研究者の存在を発掘し、かれらの生涯や学術成果について発表し、かれらの史的位置づけをあきらかにすることで、台湾民族音楽の展開という多元的な歴史風景を俯瞰することに成功している。
|
|
|
|