黑韃事略校注
／中國史學基本典籍叢刊
〔南宋〕彭大雅 撰 〔南宋〕徐霆 疏證 許全勝 校注
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| 出版社：中华书局 |
| 出版年：2025年01月 |
| コード：509973 21cm ISBN/ISSN 9787101168747 |
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本書は、13世紀前半期モンゴルについての見聞録『黒韃事略』校注本。
『黒韃事略』は、南宋時代にモンゴルに赴いた使節の随行員彭大雅・徐霆によるモンゴル見聞録である。両者は理宗時代に前後して使節に随行してモンゴルに赴いた。彭大雅は実際の見聞をもとに原稿を書き上げ、徐霆は自身の見聞記録を彭大雅の本文の関連事項の下に記して補足として一書となし、宋人がモンゴルを黒韃靼と呼んでいたため書名を『黒韃事略』とした。
本書は、著者が実地で見聞した記録をもとに、モンゴル朝廷の重要人物・地理気候・牧猟方法・言語文字・暦法占筮・官制法律・風俗習慣・要役賦税・商売貿易・兵馬軍隊・軍事戦法など、さらに所属する各「投下」状況、被征服国の名称などを体系的に記述している。内容も詳細でありながらよくまとめられており、モンゴル13世紀前半の歴史を研究する上での貴重な資料である。
本書『黒韃事略校注』は、中国国家図書館蔵明嘉靖二十一年姚咨蔵抄本を底本に、その他抄本・刻本を参校本とし、李文田箋注・沈曽植校注・王国維箋証等を参照した。
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