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清代驻藏大臣藏事诗研究
王晓云
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出版社:社会科学文献出版社 |
出版年:2024年12月 |
コード:508933 352p 24cm ISBN/ISSN 9787522835884 |
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在庫僅少
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本書は、清朝の駐蔵大臣たちが残した「蔵事詩」すなわち「チベットに関する詩」についての研究。
駐蔵大臣は、清朝政府がチベットに派遣し、その政務を管轄した駐留大臣。雍正5(1727)年に設置され、宣統3(1911)年までの185年間存続した。
清朝政府は駐蔵大臣を176回(138人)派遣し、実際には117人が任にあたったという。現在確認できる文献によれば、「蔵事詩」をのこした駐蔵大臣は、主に雍正・乾隆期の和琳・松筠・和瑛、嘉慶・道光期の文干・瑞元・斌良・祟恩、そして道光・宣統期の有泰・聯豫の全9名であり、約1200首が残っている。
本書は、まず、駐蔵大臣の「蔵事詩」がうまれた背景と題材の類型、審美的特徴を概説する。次に、時間軸にそって、和琳・和瑛・松筠など「蔵事詩」を残した9名の駐蔵大臣の経歴・交際・著述、およびかれらの「蔵事詩」の内容・思想・芸術的特徴などをのべる。最後に、駐蔵大臣による「蔵事詩」の意義・価値・影響について総括する。この部分は、おもにその詩にふくまれる文学史的意義・文化史的意義・地図的価値、および詩人の駐蔵経歴がその詩歌における題材選択や詩風の変化におよぼした影響などを考察する。
そのほか、「蔵事詩」の作者は、駐蔵大臣以外にもチベットを訪れた官員、チベットにおもむいた将軍、従軍文官、使臣などがおり、たとえば岳鐘琪・王我師・毛振翧・杜昌丁・査礼・阿桂・荘学和・孫士毅・楊揆・徐長発・李苞・周霭聯・李若虚・項応蓮・姚瑩などがあげられる。「分」の部分では、とくに岳鐘琪・王我師・毛振翧・孫士毅・楊揆・姚瑩・銭召棠など代表的な詩人もテーマにして検討するとともに、駐蔵大臣の「蔵事詩」と比較し、清帝国時代の「蔵事詩」の全貌を最大限再現する。
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