18、19世纪药材知识的跨文化传播:一部从中国出发的自然知识史
/复旦全球史书系·东西之间丛书
〔韩〕安洙英
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出版社:上海古籍出版社 |
出版年:2024年11月 |
コード:507706 335p 21cm ISBN/ISSN 9787573213402 |
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【近代科学の誕生の一因を中国生薬知識の伝播から論じた研究書】
著者は、グローバルな視点から18-19世紀における生薬知識の伝播状況を考察しており、知識が伝播する過程で起こった変化を観察・分析するとともに、「中心」と「辺縁」という概念を援用して、知識が伝わった地域をも一種の「中心」とみなすことを主張している。一種の「多中心」的視点から知識の多様性と連続性を把握し、「科学はどのように生まれたのか」という従来からの問いを「自然知識はどのように変化したのか」という問いに修正し、グローバルな視点から人類の知識活動の歴史を詳しく見る方法を新たなものにしている。
本書の主要部分は二部に分かれる。
第一部は、主にイギリス商人のトーマス・ハンブリー(1832-1907)によるビャクズクとドブクリョウの研究を論述の対象としている。ここでは、ロンドンを「中心」、大清帝国が開放した港湾都市やインド・セイロンなどの植民地を「辺縁」として、ハンブリーの助手・研究方法・漢語文献の参考状況などいくつかの面から考察することで、ヨーロッパ近代科学の成立におけるひとつの側面を明らかにしている。
第二部は、朝鮮の『林園経済志』における『本草綱目』の引用と、対馬藩における朝鮮生薬の調査を論述対象としている。朝鮮や日本は東アジア文化圏の主要な構成員であり、イギリスに比べて遥かに中華文明の影響が大きかった。朝鮮は、『本草綱目』を引用する際に当時流行していた考証学の影響を受け、朝鮮自身の郷薬研究の伝統と組み合わせて、朝鮮に合った生薬類書を生み出した。日本は、大清・朝鮮両国の生薬文献の比較分析と実物観察を通して、次第に自らの「科学的」法則や規範を作り出していった。
目录 “复旦全球史书系·东西之间丛书”总序 致谢 序一 序二 自序 第一章 科学史中的全球转向与“自然知识史”的构建 第一节 重新思考“全球科学史”的方法论 第二节 比较——全球科学史的一种方法 第三节 药材知识的背景文化和历史比较 第四节 如何探究中国药材知识的全球传播与科学互动 第二章 科学书信的全球化网络与中国标本、信息的收集问题 第一节 来华英国人的植物收集活动及其背景 第二节 植物的收集和运输 第三节 信息的收集和传递 小结 第三章 欧洲植物命名法的普遍化与中国药材的译名问题——药材市场的全球化及草药知识的转变 第一节 市场中众多异国药材及其名称上的混乱 第二节 对早期文献的重新阅读及药材名称的收集 第三节 植物命名的全球化及药材名称的翻译 小结 第四章 欧洲药材学的专业化与中国本草知识的理解问题——博物学、汉学、药材学及现代科学 第一节 英国科学家与中国本草书籍的相遇 第二节 英国科学家对《本草纲目》的翻译与挪用 第三节 药材知识的分科化与异国知识的地位 小结 第五章 朝鲜实学的发展与本草知识的本土化——以《林园经济志》对《本草纲目》的引用为中心 第一节 中国本草和博物知识在朝鲜的传播与重构 第二节 朝鲜后期的学术环境 第三节 《林园经济志》作为实学类书的特点 第四节 《林园经济志》中的知识分类及排布 第五节 徐有榘对《本草纲目》的选择性引用 小结 第六章 日本博物学的开端与本草知识的实体化——以日本对朝鲜药材的调查为中心 第一节 17、18世纪日本本草学的发展和实地药材调查的起源 第二节 动植物名称的判定与实物的对照 第三节 植物图像在药材调查中的作用 第四节 “纵向积累”和“横向交流”:东亚博物学的不同发展方向 小结 结论 第一节 自然的命名 第二节 自然知识的变化和科学的出现 第三节 科学:一场社交 第四节 想象一个自然知识的全球史 后记 参考文献
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■編著者紹介
安洙英(アン・スヨン)
上海師範大学人文学院世界史系の副教授。近代科学知識の超域伝播や相互作用、韓国現代史学史、近現代東アジア社会科学・歴史学の変遷を専門としている。
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