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元代出仕中国的高丽人群体研究
申万里
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| 出版社：武汉大学出版社 |
| 出版年：2024年11月 |
| コード：507517 266p 24cm ISBN/ISSN 9787307238534 |
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本書は、元朝に出仕した高麗人集団について詳細かつ体系的に研究した一冊である。
中韓両国の現存文献、とくに韓国に現存する高麗時代の文人文集を整理したうえで、それらを「征服時期」「元世祖時期」「元朝中後期」の三段階に分け、各時期に元朝に出仕した130名の高麗人の経歴を考察した。用いられた資料は、元-高麗時代人の文集、とくに李斉賢『益斎乱稿』、李穀『稼亭先生文集』、崔瀣『拙藁千百』、李穑『牧隐文藁』などの『韓国文集叢編』に収められた高麗人文集を数多く取り上げている。
また、韓国・日本におけるこれまでの元-高麗関係史についての研究書・論文を挙げてそれぞれ引用し、韓国学術界の大家である金庠基・盧啓鉉・李玠奭・張東翼らの著作も紹介しつつ、中国内の研究動向も十分に把握している。
内容としては、「元代高麗人の中華における仕官についての概説」などのマクロな視点からの論述のみならず、「高麗世侯：モンゴル-大元間の洪福源およびその家族」「元朝出仕高麗人の仕官と人間関係：李榖・李穑父子を中心に」など、元朝に出仕した特殊な家族の具体例研究もあり、マクロとミクロを融合させている。
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