冷齋夜話箋注 天廚禁臠箋注 上、下
/中國古典文學理論批評專著選輯
〔宋〕釋惠洪 著 周萌 箋注
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出版社:人民文学出版社 |
出版年:2023年12月 |
コード:500310 732p 21cm ISBN/ISSN 9787020184477 |
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【惠洪の詩学理論書二冊の整理校勘本】
宋代には詩僧が輩出したが、惠洪(1071-1128)はその中でも際立った才能であった。彼の詩歌はすがすがしく、洒脱であり、いわゆる「僧詩臭さ」がないと言われる。惠洪の詩学理論書『冷斎夜話』と『天厨禁臠』は、独自の主張を柱とし、その影響は広範囲に及んだ。
『冷斎夜話』は詩文の評論・禅門の雑事を記すなど、内容も雑然としている。一方、『天厨禁臠』は作詩方法の探求を貫いている。その詩学理論は、含蓄があって無理がないことを尊ぶなど伝統的な詩学の継承であるとともに、江西詩派理論の総括を行うなど宋代詩学理論の整理ともなっており、さらには詩学に仏学を導入した論述でもある。彼は詩人と僧侶という二重の身分から宗教と文学の出会いと融合をもたらし、中国仏教史と中国文学史において高い価値を有する存在である。
本書は、以上の二書の標点校勘および注釈と解釈。
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