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民国时期中小学教师日常生活研究
姜朝晖
出版社:中国社会科学出版社
出版年:2023年12月
コード:497686   302p  24cm ISBN/ISSN 9787522728124
 
価格 11,088円
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本書は、民国期の小中学校教師の日常生活に関する研究。
日常生活には、職業生活・収入と消費生活・恋愛結婚や家庭と社交・社会流動・精神生活などを含んでいる。
職業生活の面では、彼らの教育や学習指導は近代化・専門化・規範化の段階に進んでいたものの、現実の学習指導において、その教育の質は人(教師)によって差が大きかった。教師たちの中には、生活のためと割り切る者や、そうした職業倫理を軽視する低俗な者もいたことが認められる。
収入や消費の面では、教師の物質的生活は全般的に貧しかったが、教師という末端の知識人としてのメンツを保つため、たとえ娯楽や余暇であっても文化的な活動を心がけるという側面もあった。また、恋愛結婚や家庭生活の面では、自由恋愛・夫婦平等を求め、社会の末端に新たな文化・新たな倫理をもたらす先鋒の役割を果たしていた。社会活動の面では、社会に関心を持ち、政治活動に積極的に関与する者が比較的多く、そのほか各種職業団体にも参加していた。一方で、日常の社交の面では、彼らは学校内外の対立や争いに巻き込まれがちであり、そのことが、紛糾がおおごとに発展するひとつの要因ともなっていた。
しかしながら、民国期の教師の生活は全般的に貧しく、社会的地位も低かったために、彼らは軍や政治の世界に向かったり、学業を継続して学歴の向上を求めたりするなど、社会流動の主体のひとつとなっていた。また、こうした生活の困窮や倫理感の低下は、彼らの社会的イメージを下げることとなり、そのため教師自身の精神状態も比較的不安定となりがちであり、その結果、職業的アイデンティティを実感しづらくなり、さらに倫理性を失っていった。
総じて、民国期の小中学校教師は、社会的立場を離れた日常生活においても、末端社会の知識人としての身分が投影されていた。すなわち、教師自身のアイデンティティにおいてもその社会的役割がすでに部分的に内面化されていたということであり、それと同時に、日常生活のひとつひとつが、彼らの社会的役割における、ある種の内面的な矛盾と葛藤を反映していたということでもある。

目录
绪论
第一章 中小学教师的兴起和发展概况
第一节 近代中小学教育的兴起和发展
第二节 民国时期中小学教师的发展概况
第二章 中小学教师的职业生活
第一节 现代职业教书匠
第二节 中小学教师的职业伦理
第三章 中小学教师的收入和消费
第一节 经济收入
第二节 基础消费
第三节 休闲娱乐及其他消费
第四节 清贫的经济生活
第四章 中小学教师的社会生活
第一节 婚姻家庭
第二节 社会活动与社会交往
第五章 中小学教师的社会地位与社会流动
第一节 社会地位——“不配谈神圣”
第二节 社会流动
第六章 中小学教师的精神状态与自我认同
第一节 精神状态——教师生涯的苦与乐
第二节 自我认同——“教师是清高的吗”
第七章 民国中小学教师的日常生活与社会角色
第一节 教师日常生活中的角色印记
第二节 教师日常生活中的角色冲突
参考文献
后记
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