国家话语与民间文学的理论建构(1949-1966)
/中国社会科学院民俗学研究书系
毛巧晖
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出版社:中国社会科学出版社 |
出版年:2023年10月 |
コード:496680 443p 24cm ISBN/ISSN 9787522721293 |
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【文化大革命前における政治的言説と民間文学の理論構築についての研究書】
本書は、1949年から1966年までの民間文学における基本的な問題と基本的な「話語(ディスコース)」を整理することで、具体的な歴史的状況において、国家「話語」が民間文学理論をどのように再構築していたのかを探求して提示する。特に、この時期の民間文学理論が、政治と文学の密接な関係のもとでどのように発展していったのか、その特徴を整理し、再考することに重きを置いている。このような視点に基づく研究成果の骨子は以下の通り。
1.序説部分では、本文中で取り上げる諸概念について解説し、1949年から1966年までの民間文学研究についての歴史と現状を概説するとともに、研究の目的や意義、研究の構想や枠組みを示す。
2.研究成果の主要部分は第一章から第四章にあたる。この部分では、1949年から1966年までの民間文学史における新たなコンテクストやその理論体系の構築についての全体像を示している。
3.結論部分では、この時期の民間文学史の過程と思想的展開を整理して提示したうえで、1949年から1966年までの民間文学における「新」発展と学術「話語」の独自性について総括する。
民間文学という概念は決して中国特有のものではないが、中国には民間文化を重視する非常に長い伝統がある。先秦時代は、正統の上層文化体系はまだ形成されておらず、いわゆる民間文化・上層文化の区別がなく、互いに混ざり合っていたため、孔子は「礼失われてこれを野に求む」と言って『詩経』300篇を編纂し、風・雅・頌を同じ層に置くとともに、儺戯という民間芸能を観賞する際でも朝廷での服装をしていた。漢代になって、社会全体が「独り儒術のみを尊ぶ」ようになり、上層文化体系が形成され、民間文学は社会の周縁に追いやられた。20世紀はじめに西洋から現代科学における意味での民間文学研究が入ってきてから、もうすでに100年余りになる。
民間文学研究の展開過程において、1949年から1966年までの時期は極めて特徴的である。この時期の民間文学についての学術研究は益々発展しており、中国民間文学研究史上における一つの最大潮流となっている。ただし、この時期の学術研究は政治文化の制約を受けているため、政治文化というコンテクストにおいて、民間文学が国家「話語」を通して構築した理論体系、および、この理論構成が当時の民間文学の理論的思考や実践の展開に及ぼした影響について、学者は長い間あまり注目してこなかったのである。
目录 导论 一 研究意义与价值 二 重要概念的界定与阐释 三 国内外研究现状述评 四 研究思路与研究框架 第一章 1949-1966年民间文学概述 第一节 政治文化规约与民间文学 第二节 民间文学批评体系的构拟与消解 第三节 新中国成立初期少数民族民间文学的发展 第二章 新中国形象塑造与民间文学学科重构 第一节 “民族形式”论争与新中国民间文学话语的源起 第二节 1949-1966年民间文学的理论自觉 第三章 机构与刊物:民间文学重构的导引与规范 第一节 民研会:新中国成立初期民间文艺重构的组织与导引 第二节 《民间文学》与民间文学的重构 第四章 民间文学重构的多文类呈现 第一节 新中国成立初期(1949-1966)童话的多向度重构 第二节 跨界域:1958年新民歌运动的“大众化”之路 第三节 创编与重塑:20世纪60年代刘三姐(妹)传说之考察 第四节 民族国家与文化遗产的共构-1949-1966年中国少数民族神话研究 第五章 政治与文艺之间:学人考察与学术反思 第一节 周扬的民间文学思想 第二节 延安民间文艺思想的延续一一何其芳的民间文学研究 第三节 钟敬文的民间文艺“新”论 第四节 学术组织和学术创新一贾芝与民间文学 结语 附录 附录1 1949年至1966年民间文学学术年表 附录2 《民间文学》(1955-1966)目录索弓引 附录3 钟敬文1949年至1966年的主要论著 附录4 1958年新民歌运动歌谣集存目 附录5 学人访谈与访谈资料整理 参考文献 多重学缘与视野开拓——民俗学学习历程的思考(代后记)
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