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杜詩與朝鮮時代漢文學
/域外漢籍研究叢書
左江
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出版社:中华书局 |
出版年:2023年09月 |
コード:494540 373p 22cm ISBN/ISSN 9787101163148 |
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本書は、朝鮮王朝における杜甫詩の注、杜甫詩の次韻作品、杜甫詩集、女性と杜甫詩の関係について取り上げる。
まず、杜甫詩注は官版と私家版に分類される。官版は主に『纂注分類杜詩』に注目し、杜甫詩の朝鮮における伝承、『纂注分類杜詩』の版本、その「補注」の特徴について分析する。私家版は主に李植『纂注杜詩沢風堂批解』について分析する。
次に、朝鮮文人の杜甫詩の学習過程における読解、模倣、次韻の流行について取り上げる。『秋興八首』は朝鮮文人の次韻作品が最も多い詩集で、その多くは『秋興』の次韻作品であり、ほとんどが原作「秋興」というテーマと悲憤慷慨や寂寞荒涼とした風格を継承している。ただし、バリエーションを見せた作品もある。彼らは「春興」や「夏興」を描き、さらには『秋興』に次韻した人物描写、記事、題画さえもある。これらをみると、朝鮮の文人たちは、杜甫詩を学習しながらも、さらにその変化を求めようと努力した姿勢がうかがえる。
続いて杜甫詩集について。杜甫詩集を作った朝鮮文人は数多くいたが、なかでも李民宬、金昌集、金堉の三人が最も多く、彼らの杜甫詩集から朝鮮文人による杜甫詩集の発展過程を知ることができる。はじめは七言を削って五言を成したり失粘や出韻を失った部分も比較的多かったが、杜甫詩集の数が増えていくに従って、杜甫詩の運用もより習熟していき、杜甫詩集の中に杜甫の精神を存続させるまでになり、杜甫詩の特色を再現するほど高度な水準に達した。
最後に、女性と杜甫詩の関係について。杜甫詩はかなり早くから朝鮮に伝来したが、17世紀中頃になってから金浩然齋や徐令寿閣、洪幽閑堂という三人の女性文人の作品中にやっと取り上げられ、それにより多くの杜甫詩次韻作品が登場するようになった。この三名の身分や家庭の創作環境は全て関係している。彼女らの杜甫詩次韻作品は、自分の身分と置かれた環境を結びつけており、感情表現においても、イメージ形成においても多くの特徴を見せ、高い水準を示している。ここから、杜甫詩が朝鮮文壇にかなり広まり、強い影響を与えたことがわかるのである。
目录 引言 第一章 朝鲜时代官方注杜研究——以《纂注分类杜诗》为主 引论 一 注杜之人与杜诗传承 二 《纂注分类杜诗》底本分析 三 《纂注分类杜诗》中的“补注” 余论 第二章 朝鲜时代私家注杜研究——李植《杜诗批解》与诸家注杜比较 引论 一 论杜诗写作时间及诗中史实 二 论诸家注杜之误 三 杜诗新解 第三章 朝鲜文人次杜诗研究之一 引论 一 李世龟的次杜实践 二 次杜纪行之作分析 三 政敌的共同选择 结语 第四章 朝鲜文人次杜诗研究之二——次《秋兴八首》研究 一 次《秋兴八首》之概况 二 次《秋兴八首》之正声 三 次《秋兴八首》之变调 四 《秋兴唱酬》文本解读 结语 第五章 朝鲜文人集杜诗研究 引论 一 集杜诗的写作机缘 二 集杜诗的版本意义 三 集杜诗的诗学成就 余论 第六章 朝鲜知识女性与杜诗 引论 一 家庭环境与士族女性创作 二 三位士族女性的次杜诗 三 洪氏家族女性次杜原因 四 朝鲜女性次杜诗的成就 余论 第七章 朝鲜时代的杜诗评论研究 一 朝鲜文人眼中的杜甫 二 性理学影响下的杜诗论 三 用於考据的杜诗 结语 附录一 相聚与流散:势道政治下的墨庄雅集 一 唱酬九人之关系 二 墨溪山庄之雅集 三 唱酬九人之命运 结语 附录二 《秋兴唱酬》整理 后记
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