文選音義
/余蕭客文集
〔清〕余蕭客 著 曹守平 曹煒 點校
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出版社:上海古籍出版社 |
出版年:2023年05月 |
コード:491199 388p 21cm ISBN/ISSN 9787573207036 |
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【清代「文選学」音義研究の代表的著作の校点本】
『文選音義』全八巻は、清代経学家の余蕭客がまだ若い頃の著作であり、現存する清代学者の『文選』研究書としては第一級のものとされている。清代は「文選学」研究が最高潮に達した時代であり、「文選学」が校勘・笺証・評点・注釈などの全てにおいて刷新された。余蕭客は、呉派の強い影響を受け、清代「文選学」の流れと特徴を受け継いでおり、その著書『文選音義』は、音韻訓詁の方法によって『文選』を考察し、清代『文選』音義研究の端緒を開いた。『文選』賦文には難読字やめったに使われない字が多いが、余蕭客『文選音義』はそれらの字を選んで発音を付す表音を主な仕事としており、音注体系は直音法を採用して、反切や四声法などを補助としている。また、『文選音義』には余蕭客が『文選』を閲読校勘した際に作った文章や集校などの訓詁メモが付されており、その内容は古典籍の考究が多く、字音字義の判別や名物象数の考証などである。作者の訓詁研究における独創的な見解を記録しているだけではなく、文献資料としての価値も具えている。横組繁体字。
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