漢魏晉南北朝韻部演變研究 1
/周祖謨文集
精装
羅常培 周祖謨
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出版社:中华书局 |
出版年:2022年12月 |
コード:484630 322p 25cm ISBN/ISSN 9787101150933 |
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【上古〜中古中国語音韻体系の変遷についての名著再整理本】
漢魏晋南北朝期は、中国語の音韻が上古時代の『詩経』音韻体系から中古時代の『切韻』音韻体系へ移行していく過渡期であり、中国語史における非常に重要な時期にあたる。『漢魏晋南北朝韻部演変研究』は、この時期の中国語韻部を研究した最初期の著作の一つであり、研究史の空白を埋めただけでなく、後学の記念碑的研究の誕生を促したため、中国語の音韻を研究する際に不可欠な資料ともなっている。
著者の周祖謨(1914~1995)および共著者の羅常培(1889〜1958)は、『全上古三代秦漢三国六朝文』と『全漢三国晋南北朝詩』に収録された漢代から隋代までの詩文作品を分析し、子書や史書の押韻部分、字書や音義書における反切、訓古書における関係のある語音資料などを参照して、漢初から隋末までの800年間における韻部の変遷を、両漢、魏晋宋、斉梁陳隋の三期に分けている。本来は、両漢時期、魏晋宋時期、斉梁陳隋時期、総論の4冊に分けて論述する予定だったが、実際には1958年に科学出版社から第一分冊のみが刊行されて終わった。第一分冊では両漢時期の韻部の変遷状況と韻譜の編成について論述している。
2007年に中華書局が再版本を出版した際、周祖謨の論文「魏晋宋時期詩文韵部的演変」(1948年稿、1981年重訂)と「斉梁陳隋時期詩文韵部研究」(1948年稿)および「勘誤表」が追加されている。今回の『周祖谟文集』シリーズへの再録にあたり、中華書局2007年版を底本として再び組み直し、2007年版の勘誤表に基づいて原文をあらためたほか、一部の書き間違いや組み直しの際の文字や標点の間違いについても修正し、できる限り書中の引用文を照合して体例も統一した。
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