金剛經宗通箋注
/中國佛教典籍選刊
〔明〕曾鳳儀 撰 張培鋒 箋注
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出版社:中华书局 |
出版年:2022年04月 |
コード:470518 275p 21cm ISBN/ISSN 9787101152470 |
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「金剛経」は正しくは「金剛般若波羅蜜経」という。『金剛経宗通』は鳩摩羅什訳「金剛般若波羅蜜経」に対する注釈書で、歴代の「金剛経」注釈の中でも独特の価値を有する。すなわち、鳩摩羅什訳本を主体としつつ、北魏・菩提流支訳本や唐・玄奘訳「大般若波羅蜜多経」巻五七七「能断金剛分」など、南北朝から唐代に至る各種「金剛経」訳本を融合しようとしている。また注釈においては、北宋・子璿撰《金剛経纂要刊定記》の精要部分および斉梁・傅大士の偈頌を多く採用し、さらに、多くの禅宗語録から関連性のある語句を広く収集することで、「金剛経」に対する理解を深めようと努めている。宋元以降の中国仏教思想の発展に対し一定の価値を持つものとされ、撰者・曽鳳儀の素養についても、太虚法師など後世の高僧の多くが肯定するところである。
本書は曽鳳儀撰《金剛経宗通》(七巻)および《金剛経偈釈》両巻を、光緒十一年金陵刻経処本を底本とし、咸豊三年本、《卍続蔵》本、商務印書館1925年刊本等を校本として整理を行い、あわせて、書中に言及される重要典籍や人物、名相概念等について簡要な注釈と解説を附す。
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