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思想史から東アジアを考える /日本学研究叢書 精装
〔日〕辻本雅史 徐興慶 編
出版社:國立臺灣大學出版中心
出版年:2016年03月
コード:415868   330p  22cm ISBN/ISSN 9789863501497
 
価格 8,360円
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本書は、思想史の方法で、「東アジア」という圏域を考えようとした論文集。「東アジア」とは中国、日本、韓国に琉球や台湾を包含した圏域のことである。これまで思想や歴史などの領域では、無自覚なままに一国を単位に問いを立てる研究が多かったが、本書では自覚的にそれは避けられている。一国を取り上げる場合にも、必ず比較の視点を通したアプローチによって、外に広がる方向を指向している。西洋近代との相関やその形態、植民地や翻訳の主題も取り上げられる。台湾大学日本研究センターは、「外部」の視点から複数形の日本研究(「国際日本学」研究)の展開を目指しているが、本書はそのひとつの実践成果である。

序 辻本雅史

第一章 東アジアの「近世」から中国の「近代」へ―比較史と文化交流史/交渉史の視点による一考察―(伊東貴之)
第二章 東アジアの近代的知形における東西融合の類型再考(李光来)
第三章 近世東アジアの〈教諭〉思想と日本社会(中村春作)
第四章 東アジアにおける新文化の形成と伝統―日本の近代化を例にして―(銭国紅)
第五章 帝国日本の越境統治における歴史、思想政策の変遷―台湾、朝鮮、満州国の日本語教育と「同化」「皇民化」を中心として―(徐興慶)
第六章 丁若鏞と荻生徂徠における「寛容」の技術―朝・日儒者の近代性への視座―(李基原)
第七章 十九世紀前半日本における「議論政治」の形成とその意味―東アジア政治史の視点から―(朴薫)
第八章 江戸時代における漢学学問方法の発展―十八世紀を端緒とする書誌学・目録学、そして原典批判の伝統―(竹村英二)
第九章 近世日本思想史における翻訳の役割(アニック・堀内)

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