中国の若手作家にしてオピニオンリーダー、カーレーサーの韓寒。17歳の時にリアルな高校生活を描いたデビュー作『三重門』が200万部のベストセラーになり、各国で翻訳された。米誌『TIME』で紹介され、ブログは5億超のアクセス数を誇る人気作家だ。最近は「使っている言葉が古い」などとして代筆疑惑が持ち上がったが、その疑惑を打ち消そうとしたのが本書。 『光明』と『磊落』の2冊からなり、前者には未発表の詩や雑文が、後者には『三重門』の手書き原稿(全文)や、未採用原稿の一部などが収められる。タイトルは中国語の「光明磊落」(公明正大である)から来ており、韓寒の反駁の意思が込められているという。 (『北京便り』より)
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