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台湾北部タイヤル族から見た近現代史 日本植民地時代から国民党政権時代の「白色テロ」へ 上製
菊池一隆
出版社:集広舎
出版年:2017年03月
コード:   354p   ISBN/ISSN 9784904213469
 
価格 3,025円
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近代化を頑強に拒絶し、かつての首狩りの風習、霧社事件などによって勇猛な民族として知られる台湾原住民タイヤル族。中でも指導的立場にあり、歴史の荒波に翻弄されながらも自らの尊厳を守る闘いを行ってきた北部タイヤル族に焦点を当て、台湾史研究の空白部分を埋める労作。

目次:
プロローグ 抵抗・苦難・尊厳
第一章 台湾タイヤル族の伝統生活と戦闘組織について
 はじめに
 一 タイヤル族の神話伝説・居住空間・伝統生活
 二 タイヤル族の組織機構とガガ(Gaga)
 三 タイヤル族の戦闘
 四 蕃刀と入れ墨
 五 治療・呪術・信仰・禁忌
 おわりに
第二章 台湾北部における日本討伐隊とタイヤル族──対日抵抗と「帰順」
 はじめに
 一 問題への導入 台湾北部角板山タイヤル族へのインタビュー
 二 「土匪」の対日抵抗
 三 日本当局の原住民政策とタイヤル族の対日抵抗
 四 日本討伐隊とタイヤル族の戦闘実態
 五 岸不朽の従軍記
 六 タイヤル族の「帰順」・投降
 おわりに
第三章 日本・台湾総督府の理蕃政策と角板山タイヤル族
 はじめに
 一 台湾原住民「高砂族」について
 二 理蕃政策の実態と特質
 三 日本植民地統治と原住民の「自治制度」
 四 原住民教育とその特質
 五 観光・映画と「啓蒙」
 おわりに
第四章 高砂義勇隊の実態と南洋戦場──台湾原住民から見るアジア・太平洋戦争、そして国共内戦
 はじめに
 一 高砂義勇隊の成立と背景 志願兵制度、徴兵制と関連させて
 二 銃後の台湾原住民
 三 南洋戦場での激戦と高砂義勇隊
 四 南洋戦場の実相と日本敗戦 病魔と飢餓・「人肉食」
 五 日本敗戦後の元高砂義勇隊員
 六 国共内戦に国民政府軍の一員として参戦
 おわりに
第五章 一九五〇年代国民党政権下での台湾「白色テロ」と原住民──角板山タイヤル族ロシン・ワタンの戦中・戦後
 はじめに
 一 日本植民地時代のロシン・ワタン
 二 日本敗戦と中華民国「光復」初期のロシン・ワタン
 三 一九五〇年代台湾「白色テロ」の背景と特色
 四 台湾における共産党の動態と原住民
 五 「白色テロ」下の角板山と阿里山
 六 高一生と林昭明
 七 ロシン・ワタンらの入獄・処刑後の家族 林茂成を中心に
 おわりに
エピローグ
あとがき
索引
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