満洲開拓文学選集 第1回配本 小説篇 全9巻
上製
西原和海 監修
|
|
出版社:ゆまに書房 |
出版年:2017年04月 |
コード: ISBN/ISSN 9784843351383 |
|
|
|
田村泰次郎、伊藤整、徳永直といった錚々たる面々が集った「大陸開拓文芸懇話会」の著作を中心に、小説、紀行文、評論、ドキュメント、歌曲などを集成。開拓青年訓練所、開拓青少年義勇軍、鏡泊学園、厚生船、分村移民……、多様なジャンルの作品が描き出す、満洲農業移民の実態。
【刊行のことば】 この『選集』は、一九四〇年前後、「大陸開拓文芸懇話会」につどった文学者、および、その周辺の作家たちが筆を染めた、いわゆる「開拓文学」の著作を十八巻(全二十一冊収録)に集成するものである。数多い類書の中から、満洲農業移民をめぐる様々な事件、問題などを扱った、欠くべからざる内容のもの、稀覯の書を精選し、構成した。小説、紀行文、評論、ドキュメント、歌曲などの幅広いジャンルを通して、読者は、満洲開拓団・義勇軍の実態をリアルに感じ取ることができるに違いない。これらの著者たちが、満洲国で何を見、何を見ず、見あやまり、何をあえて見ようとしなかったか—その問いかけは今も生きていると思われる。
【第1回配本 小説篇 全9巻】 第1巻 開拓地帯 大陸開拓小説集(一) 大陸開拓文芸懇話会 第2巻 東宮大佐 福田清人 第3巻 二つなき太陽のもとに 湯浅克衛 第4巻 鏡泊湖 鑓田研一 第5巻 温き歴史 打木村治 第6巻 標木 田郷虎雄 第7巻 曠野の乙女 張赫宙 第8巻 解氷期 大瀧重直 第9巻 白蘭の歌 久米正雄
|
|