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戦時秩序に巣喰う「声」 日中戦争・国共内戦・朝鮮戦争と中国社会 上製
笹川裕史 編
出版社:創土社
出版年:2017年08月
コード:   354p   ISBN/ISSN 9784798802305
 
価格 3,850円
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中国共産党は、日中戦争・国共内戦・朝鮮戦争を通じ、国民の総動員に成功し、一党独裁の権力を築いた。しかし、その過程で多くの矛盾・軋轢が起きていた。本書は、そうした矛盾・軋轢の過程でいままで埋没させられてきた動きや声を発掘し、中国現代史の再構築をめざす。

目次:
序章 中国戦時秩序の生成をめぐる視角と射程(笹川裕史)
第1章 日本陸軍の中国観(一ノ瀬俊也)
第2章 兵役負担と都市社会(笹川裕史)
第3章 華北農村社会と基層幹部(三品英憲)
第4章 中国知識人の「社会像」(水羽信男)
第5章 戦時下日本における農村人口論争(高岡裕之)
第6章 台湾における中国国民党の社会調査(松田康博)
第7章 組織される徴税(金子肇)
第8章 戦争、謡言、社会(金野純)
第9章 民間信仰と「革命の伝説」(丸田孝志)
第10章 キリスト教の革新運動と教会の政治化(山本真)
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