中国五代国家論
/佛教大学研究叢書
上製
山崎覚士
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出版社:思文閣出版 |
出版年:2010年11月 |
コード: 362p ISBN/ISSN 9784784215454 |
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中国史において五代十国時代は、一般に分裂・混乱期とされてきた。しかし本当に単なる無秩序・不条理の時代であったのか。各国間の均衡を保つ、何らかの秩序が存在していたとは考えられないか。本書は、当該期に働く国際的な秩序構造に目をむける。第一部「天下のうち」篇では「平王」などの爵位や藩鎮制、国書の検討から「中国」―諸国間の支配関係を考察し、第二部「天下のそと」篇では中国の権力構造に含み込まれつつも、海上に新たな国際秩序をつくろうとした呉越国に焦点をあてて論じる。既成の史観をはなれ、五代十国時代における「国家」の構造を明らかにする意欲作。
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